第五十八話 第三の封印
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けどな」
「モデルA…ありがとう、そうだね…今はイレギュラーを止めることを優先しなくちゃいけない。悩んでる暇なんかないんだ…行こうアッシュ」
「ええ、さっさとイレギュラーを鎮めて、アルバートをとっちめるわよ!!」
話が纏まったところでミハイルから通信が入った。
『話は纏まったようじゃな、このハイウェイから然程離れていない古代遺跡からイレギュラーが更に数を増やして大量発生しておる。今からそちらに向かってもらえんか?』
「分かった、今から行くよ」
「全く、世界規模でのゴミ掃除なんて、あんたらお偉いさん達はアタシ達を過労死させたいわけ?報酬は弾むんでしょうね?」
『分かった、分かった。全てが片付いたら千万ゼニーを報酬としてくれてやるわい。だから頼んだぞ正義のロックマン達』
「千万ゼニー…!?これは頑張るしかないわねー、正義のためにってね」
「アッシュ、顔面崩壊してるぞ」
報酬の金額を聞いて鼻息を荒くし、端正な顔立ちが崩壊しているアッシュにモデルAがツッコんだ。
そして水の中から飛び出し、奥のトランスサーバーでミハイルが既にレギオンズ本部から設定してくれていたのか、二人はトランスサーバーに乗り込むと、すぐに古代遺跡へと転送された。
一方、ある空域ではガーディアンベースと呼ばれる飛行艇がアッシュとグレイの拠点であるハンターキャンプ付近を飛んでいた。
「プレリー、本当にこの辺りにモデルVの反応があるの?」
「ええ、間違いないわエール」
プレリーが振り返ると、そこには成長し、心身共に大きく成長したエールがいた。
「ハンターキャンプかあ、余所者のアタシ達はあまり歓迎されないかな?最近は違法ハンターが増えたせいでハンターライセンスがないと施設が使えないらしいし」
「物資の補給を済ませたかったが、無理かもしれないな」
「うーん、久しぶりに買い物したかったけど無理かあ…ねえ、ジルウェ、何とか交渉出来ないかしら?」
「うーむ、やってはみるけど無理かもしれないぞ?」
エールの問いにジルウェは渋い表情で言う。
それを聞いたエールは深く溜め息を吐きながら、最近連絡頻度が落ちている幼なじみを思い浮かべた。
「ヴァンは今、どうしてるかな?」
「きっと元気にしているわ。」
ヴァンからの連絡や帰りを毎日待っているプレリーに対してエールはむすっとなった。
「プレリーはヴァンを甘やかし過ぎじゃない?もう少し連絡よこせとか言ったら?」
「大丈夫、私はヴァンを信じてるから…あの人は必ず帰ってくるって信じてる」
「う〜、そう言われたら何も言えないじゃない…」
大人の余裕を見せられたような形となったエールは近付いているハンターキャンプにあるら
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