第五十八話 第三の封印
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クマン…選ばれし者だけが使える強大な力…か)」
それぞれが自分の存在、自分の在り方を悩み、それに気付いたモデルAがそれを逸らすように口を開いた。
「あー…そう言えばコピーしたモデルLなんだけどよ。知ってると思うけど水中戦に特化したロックマンなんだ。水中では他のロックマンより動けるし、図体がでかくなるクロノフォスより動きやすくなると思うぜ。氷属性のロックマンだから氷の床でも滑らないし、凍らなくなる。氷属性の攻撃を喰らって動きを止められて集中攻撃ってこともなくなる。後はハルバードで接近戦が出来るぜ、ハルバードは単発の威力が高い上にリーチがあるから充分使えるはずだ。後はチャージ攻撃、アッシュはでかい氷の塊を出してそのままぶつけるか、ハルバードで壊して破片をぶつけるアイススティッカー。グレイは追尾性能を持った高い威力の氷龍を召喚してぶつけるフリージングドラゴン。アイススティッカーは攻撃力がフリージングドラゴンに劣る反面、攻撃範囲と速度が速いのが特徴で、フリージングドラゴンは攻撃力が高い反面、遅いから素早い相手には当たらねえかもしれねえから気を付けろ…あー、後はテティスが使っていたアイススティッカーとは違う氷の刃を飛ばす奴はテティスが独自に編み出したのか発展させた物だからなのか使えねえ、それからあのメカニロイドを出す奴もモデルVの力を利用していたようだからそれも使えないぞ」
「……そう、分かったわ。」
「…ありがとうモデルA」
モデルAの説明にアッシュとグレイは頷いたものの、何時もの覇気がない。
「…アッシュ、お前が何者なのかはオイラが良く知ってるぜ、アッシュは金にがめつくて口うるさくて、ちょっとしたことで暴力振るう鬼女だ。」
「………モデルA…あんた、アタシに喧嘩売ってんの?なら、三倍で買うけど?」
モデルAの言葉にアッシュはこめかみに青筋を浮かべてこぶしを震わせながらモデルAに言うと、モデルAの言葉はまだ続いた。
「話は最後まで聞けよ、それでも何だかんだで困った奴は見過ごせなくて大金が手に入る依頼でも違法性のあるものは受けない良いところもある。自分が何者なのかなんて、自分のことを知っていて欲しい奴にさえ知ってもらえればそれでいいんじゃないか?」
「モデルA………あんたが初めて良い奴に見えたわ。ちょっと前まで我が儘な奴だったのにねぇ…」
初めて会った時と比べてモデルAは本当に変わったと思うアッシュである。
心を持つライブメタルも人と同じように成長、変化すると言うことなのだろうか。
「う、うるせえな!放っとけよ!それからグレイもさ、別に理由なんてどうでもいいと思うぜ。グレイだって戦うには充分な理由があるだろ、自分のためもあるだろうし、何より困ってる奴を助けるために…戦うには充分な理由だと思う
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