第三章
[8]前話
「ここに連絡してね、じゃあ私これでお家にこの子連れて帰るから」
「じゃあな」
「そういうことでな」
二人は最後まで女の子のペースだった、だが連絡先を受取って女の子が帰ってから二人でその連絡先を見ながら話した。
「俺達もああして命助けたいしな」
「ちょっとここに連絡してな」
「それで話すか」
「そうするか」
こう話してそうしてだった。
二人は連絡をして団体と接触してだった。
以後野良犬や野良猫の保護そして彼等の里親募集のボランティアに参加する様になった、そこで女の子とも再会した。女の子の名前は高木美佳子といって県内の商業科のある高校のそのに商業科に通っていた。その娘とも一緒に活動する様になった。
そうして多くの犬や猫を救うことの手伝いを出来たが美佳子はその活動の中で二人にこう話した。
「やることがわかっていればって言ったけれど」
「本当にそうだよな」
「わかっていたら動けるんだな」
「そうよ、それであんた達とはじめて会った時に拾った子だけれど」
「あの柴犬な」
「今どうしてるんだ?」
「ここにいるわよ」
二人が今いる団体の代表の家で集まって今後の活動のことを話していたがここでだった。
美佳子はその柴犬を連れて来た、赤い首輪とリードがされていてもう足の怪我は完治していてカラーは取れていてだった。
最初に会った時よりもずっと大きくなっていた、美佳子はその犬のを見つつ二人に話した。
「雄でユウキチっていうの」
「ワン」
その犬ユウキチは二人に挨拶する様に一声鳴いた、美佳子はそのユウキチを見つつ二人にさらに話した。
「うちで家族として仲良く暮らしてるわ」
「そうなんだな」
「それは何よりだな」
「そうでしょ、命を助けられてこうして一緒にいられるってね」
ユウキチを愛し気に見ながらの言葉だった。
「いいことでしょ」
「そうだよな」
「じゃあ俺達もこの活動続けてくか」
「そうするか」
「これからもな」
「そうでしょ、じゃあこれからも宜しくね」
「ワン」
美佳子だけなくユウキチも挨拶してきた、二人はその笑顔と声を聞いて自分達も頑張ろうとも思った。命を助ける為に。そうしてそれぞれ色々な経験を積んでいった。二人共そうしてそれぞれ多くの人や生きものを助けられる人間になったのだった。
女子高生に助けられた犬 完
2020・6・21
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