暁 〜小説投稿サイト〜
テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第三十二話
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
?」
「――えぇ。まず分かってるのはそれだけみたいね」
――アルヴィンとのやり取りから数日。
ジュディスはニアタから受け取ったプレートを読み終えた。
そしてそのプレートに掛かれていた事は、ラザリスとラザリスの世界《ジルディア》を封印し直す方法であった。
そしてその内容は…本来封印する材料である星晶――それが枯渇して少なくなっている今、星晶の代用品による『封印次元』に頼るしかない、というものであった。
ニアタの残した情報によると、それには……《空色の石》、《羽があって飛び回る実》、《全身から汗を流すパン》のドクメントを構築する事が必要らしい。
この暗号染みた三つの必要品に、流石のアドリビトムの天才陣も頭を抱えているらしいが、その中で一つ…《空色の石》は分かったらしい。
それが、先程僕が名を出した《塩水晶》らしい。
「それで…その塩水晶ってどこにあるの?」
「リタからの詳細を見ると…ブラウニー坑道の大分奥にあるみたい。…本当はこの素材でラザリスが封印できるのか悩んでるんだけど、他に方法が無い以上、今ある方法をするしかないからね。それで、衛司はどうする…?」
「うん…分かった、僕も塩水晶の採取に行ってみるよ」
「そう、分かったわ。それじゃ、こっちも手早く他の参加者を探してみるわ」
アンジュの言葉に頷き、僕は準備の為に自室へと向かった。
塩水晶、か……どんなのだろうかなぁ…。
――――――――――――――
――あの後、塩水晶の採取メンバーは僕、メリア、カイル、しいな、エリーゼ(+ティポ)となった。
ブラウニー坑道の奥…確か前に一度行った時には塩水晶なんてなかった筈、と考えていたがその理由はよく分かった。
この坑道…伊達にしいなとすずの故郷であるミブナの里と繋がっている為、幾多のトラップや仕掛けが組み込まれている。
その一つに、僕もはまってしまったような、『此処が坑道の奥の行き止まりなんだ』と思わせる仕掛けがあったのだ。
その仕掛けの種明かしをされた時は、『なんで僕こんなのに引っかかったんだろ』とか思うものであった。
こういう時はなんて言えばいいか……あぁ、あれだ。
――その発想はなかった。
それで今現在、ブラウニー坑道の更に奥へと足を進めている訳だけど……。
「――……大丈夫、エリーゼ?」
「――は、はい…。大丈夫……です」
皆が前進していく中、エリーゼ(とティポ)が少し遅れたペースでついてきていた。
年相応の体力の問題か、このメンバーで身体年齢が低いエリーゼにとってやはり明かりがあるとはいえこの薄暗い坑道を僕達に合わせて歩くのは無理があったかもしれない
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ