暁 〜小説投稿サイト〜
GATE ショッカー 彼の地にて、斯く戦えり
第14話 ようこそ!ショッカー世界へ!! 
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
世界へと向かう準備を終え、門が収容されているドーム状の建物の前に集まっていた。




「ねェ、これ外しちゃダメェ?」


ロウリィはハルバートの刃に巻きつけられた布を千堂に見せつけながら文句を言う。


「ダメに決まってるだろ!向こうは聖地だぞ!それに俺達の世界じゃ武器の取り扱いには厳しいんだ!そんな刃物むき出しのままじゃ捕まるぞ!置いていって欲しいくらいだ!」


「神威の象徴を置いていけるわけないじゃない!!」


「じゃあ言うことを聞け!!」


千堂は正直、このロウリィへの注意だけで疲れ果てそうだった。そんな中、ふと1人足りないことに気づいた。


「あれ?加頭はどこにいった?」


千堂が辺りを見回すと1台の装甲車が近づいてきた。
運転していたのは加頭だった。



「遅れてすみません!」


「遅いぞ、どこに行ってた?」


「本当にすみません、ゾル大佐から急遽、新たな客人をお連れするようにいわれまして」 


「新たな客人?」



後部座席の方に目をやると意外な人物が乗っていた。



「………で、お姫様達も来ると……勘弁してくれ」



そう、後部座席にいたのはピニャとボーゼスだった。千堂はボーゼスに殴られたことを思い出し、バツが悪そうな顔をする。



「…まさか連れて行くのか?」


「はい、捕虜の返還や今後の講話の為に我々の世界のことを知りたいのだそうです」


「よく上層部が許可したな」


ピニャは帝国、つまりショッカーの敵国の皇女である。常識的にそんな危険人物を"本国"、それも政治・経済の中心地であり、大首領様のおわす聖地 日本エリアに連れて行くのはどこか不安があった。



「全く、政治ってのはよく分かりませんね」


加頭がやれやれと言った様子でため息がちに言った。そしてピニャの乗っている後部座席のドアを開けた。2人はゆっくりと降りる。



「センドウ殿、よろしく頼む」


「ハァ、それでは行きましょうか」


千堂はピニャにむかってあからさまに面倒くさそうにため息をつくと踵を返し、レレイ達と共にドームの中へと入っていった。


一方、ピニャとボーゼスはこれから『敵国の首都』に乗り込むとあって息を呑む。


「………殿下」


「ウム…………」



(ショッカーの統治する世界…いかなる場所か…)







一行がオ・ンドゥルゴ基地内の門を収容されているドームの中に入るとそこで科学戦闘員らによる身体検査を受けた。


異世界由来の未知の病原菌やウィルスに感染している可能性もあるので検温は勿論、検尿や血液検査な
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ