第八幕その十
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「そのお話を聞いてはいけないよ」
「それじゃあね」
「そんな人達の言うことは注意して聞いて」
「現実から考えないといけないね」
「理性的に科学的に」
「若しも福島で被爆して」
震災の時に事故があったそこで、です。
「毎朝鼻血が出るなら」
「とんでもないことだよね」
「もうすぐに病院行った方がいいよね」
「鼻血出す位になってるなら」
「その時は」
「相当な放射線を浴びているから」
毎朝鼻血を出す位ならとです、先生はお医者さんとしてお話します。
「命に関わる位だから」
「だからこそ」
「それで、だね」
「すぐに病院で診察を受けて」
「入院しないといけないね」
「そうだよ、だからね」
それ故にというのです。
「その人もおかしなことを言っているよ」
「日本の漫画でもあったね」
「そうなっているって町長さんも出て」
「あの漫画もおかしいね」
「先生あの漫画全体に言っているけれど」
「あの漫画程おかしな日本の漫画はないよ」
先生は紅茶を飲みつつ皆にお話しました。
「出て来る人が皆とても短気で無教養で野蛮な人ばかりだし」
「先生と真逆の人達ばかりじゃない」
「それだと」
「短気で無教養で野蛮って」
「それこそ」
「そうした人達ばかりで主張が全く文明的でも科学的でもなくて」
それでというのです。
「インスタント食品や冷凍食品も否定しているしね」
「自然食ばかりで」
「そういえばビニールハウス栽培も否定していて」
「そうした食品全然使わなくて」
「化学調味料も否定していて」
「どれも必要だからあって」
インスタント食品も化学調味料もです。
「食べ過ぎないならいいしね」
「そうだよね」
「コーラだって毎日飲むとかしないといいし」
「問題は食べる量で」
「そこを考えるもので」
「昔あった買ってはいけないとかいう本もそうだったけれど」
あの漫画もというのです。
「程度とか考えていなくてそもそもの根拠の統計が出鱈目だったりするから」
「ビニールハウスの栽培でも」
「季節や土壌も関係していて」
「いつも栄養価が極端に低いか」
「そんな筈がないんだね」
「本当にあの漫画程非科学的で非文明的な漫画はないよ」
先生にしては珍しい断言でした。
「反面教師として読まないとね」
「駄目なんだね」
「それで日本で原子力発電や遺伝子操作に反対している人達も」
「その漫画と同じで」
「注意しないと駄目なんだね」
「若し本気で原子力発電に反対しているなら」
それならというのです。
「北朝鮮のそれもとなるよね」
「あそこの技術や目的を考えたら」
「日本より遥かに危険だし」
「そこで言うべきよね」
「日本で以上よりも」
「原発事故を起こした元総理大臣はそれ
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