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FAIRY TAIL 明治と江戸を渡った人斬り
Fairy Days
炎と雷
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…だが蓮は来るのが分かっていたかのように、体を回転させて紙一重で避け、上昇して遠心力たっぷりの蹴りを食らわせる。飛ばされながらもラクサスは右手に雷を集め蓮に放つ。

「雷竜方天戟!!」

蓮は左手をかざし、ラクサスを斬り翳そうとしている。調和の属性を持つ壁が雷の槍を散らす。だが壁のせいで蓮の視界から逃れたラクサスは、威力より速さを重視して蓮の真上に雷を作り出す。

「レイジングボルトォ!!」

見えない場所からの攻撃を蓮は、ラクサスに向かって前進することで避ける。そのまま動きの止まったラクサスに突っ込み顔面を殴りつける。

−くそったれ!俺の動きを全て読んでるのか?!マジで強ぇ…だがこのまま終わらねぇぞ!!

殴った蓮は右腕を左腕で掴まえる。純粋な力ではラクサスの方が上だ。そのまま電撃を流し込む。

「チ!かなりの電気だな!」

初めて蓮が苦悶の声をあげる。蓮は左腕で二度三度と殴るがラクサスは痛みを無視して右腕に全ての力を集中する。そして蓮はラクサスの集中の間に闇の刀を隙をついて背後から斬り掛かろうとしている。

「滅竜奥義!鳴御雷!!」

「く、くそ!」

蓮はラクサスに斬り掛かり、ラクサスは蓮に魔法を使った。蓮とラクサスの同時の一撃が受け辺り、雷鳴と閃光と煙がほとばしる。

「うおぉぉぉぉっ!」

「どうなった!?」

「ラクサスの一撃が決まったように見えたが…」

「レン…」

「無事よね?」

煙が晴れるとそこには、気絶したラクサスの右腕を掴んで浮いている蓮がいた。だが蓮も電撃を食らったのか、かなりダメージを受けたようだ。そのままゆっくり降りてくる。

「ウェンディ、ラクサスさんの治療をお願い。」

「はいっ!」

「しかしよくレンは無事だったな。」

「ああ。俺の策を思い付かなかったら今頃ラクサスの電撃を食わされたよ。」

「一体どんな秘策だったんだ?」

「俺の身体を電撃を受けながら、闇の刀で殺さない程度で斬ったんだ。」

「あっさりし過ぎだろ!!」

「そんな危ないことしたの?!」

「何で危険な賭けをしたの!?」

「レンにはお仕置きが必要かしら♪」

すると蓮はルーシィとリサーナとミラに土下座した。

「すいません!」

ルーシィ、リサーナ、ミラに怒られてタジタジになる蓮。

「なるほどな…」

ラクサスが気付く。みんなが視線を向ける。

「ありがとな。ウェンディ。」

視線を反らし礼を言うラクサスにみんなの視線が生暖かくなる。

「ありがとなレン。いい経験になった。今度やる時は絶対負けねぇからな!」

「なに言ってんだ?ラクサスも強かったし手応えもあった。次も俺が勝つさ。」

ラクサスと蓮は互
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