第四章
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いじめっ子全員の実名も住所もクラスもそして親の名前と職場も突き止められネットで拡散されてだった。
学校もいじめっ子達の家にも親達の職場にも抗議の電話が殺到してだった。
いじめっ子本人達にも学校や塾、家で怒った群衆が殺到した。
「こいつだ!」
「こいつがいじめっ子だ!」
「死ね!」
「地獄に落ちろ!」
実生活で集中攻撃を受けて全員親達は仕事を失ったうえに小百合に謝罪と賠償を行ったうえで転校した。こうして小百合のいじめはなくなった。
小百合はこのことについてるかにお礼を言った、だがるかは笑ってそれはいいとした。
「いいのよ、ミミが気に入った娘だから」
「それでなの」
「特別よ、というかあんたとお話したけれど悪い娘じゃないし」
それでというのだ。
「よかったらあんたもね」
「私も?」
「魔法勉強して魔女になる?」
「魔女に」
「魔法上手に使ったらいじめられても反撃出来るしそうして何かしたらそこから得られるものもあるし」
だからだというのだ。
「それでよ」
「私も魔法をなのね」
「やってみる?お祖母ちゃんに弟子入りして」
「それでなの」
「どうかしら」
「そうしていいの」
「いいわ、使い魔が懐く様なら筋がいいわよ」
ただいい娘でないだけでなくというのだ。
「だからね」
「これからはなの」
「ええ、どうかしら」
「もういじめられたくないしいじめに対することが出来るなら」
それならとだ、紗百合は考えてからるかに答えた。今は二人で中学校の図書館で話をしている。着ているのは中学の制服姿だ。
「私もね」
「じゃあね」
「ええ、これから宜しくね」
「それじゃあね」
二人で話した、そしてだった。
小百合はるかと共に魔女の修業をはじめた、とはいって受験の時は受験優先で然程しておらず。
高校に入学、るかと一緒に入った進学校で学校の授業が終わってから日々魔法の勉強をする様になった。すぐにるかとは同じ高校で同門ということに加えてお互い性格がよくかつ波長も会って親友同士となり。
そうして共に魔女を目指す様になった、すると小百合にも使い魔が出来た。
ミミの姉妹でナナという黒猫だった、ミミと同じ黒猫なので首に巻くスカーフで区別をつける様にしたが。
「スカーフ青にしたの」
「ミミが赤だからね」
それでとだ、小百合はるかに話した、二人共魔女の修行前なので魔女の服を着ている。
「それでなの」
「成程ね、じゃあお互いにね」
「ええ、今日もね」
「魔法の勉強しましょう」
「ニャア」
「ナ〜〜オ」
ナナだけでなくミミもだった、それぞれの主に応える様に一声鳴いてだった。
二人と一緒に魔法の勉強に励んだ、小百合は今は明るい顔だった。もういじめられている時の顔ではなく明るく
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