第三章
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「曲がったことも相談を受けたらね」
「その時はなの」
「魔女の力で出来る限りするものよ」
「それが魔女なの」
「そう、机に落書き、煙草押し付けにお水や給食頭からかけたりもの隠したりとかもう犯罪だから」
小百合が受けてきたいじめはというのだ、彼女が包み隠さず話したそれは。
「どっちにしろ放置出来ないから」
「助けてくれるの」
「お代はいらないわ、ミミが懐いたのは縁だし」
「それでなの」
「多分お代貰うお話じゃないから」
そう思うからというのだ。
「いいわ」
「そうなの」
「そう、だからね」
それでというのだ。
そしてだった、るかは小百合にあるものを差し出した。それは赤縁の眼鏡だった。その眼鏡を差し出して小百合に言った。
「これかけて登校して」
「その眼鏡をなの」
「ええ、これ全部見たものが記録されて動画に残る眼鏡なの」
「そういうのがあるの」
「これかけて登校したらね」
その時はというのだ。
「あんたが見たもの、いじめの現場もね」
「動画に残るの」
「後はこれ私が動画のいじめの場面パソコンに入れてそうしてユーチューブに流して某巨大掲示板とかツイッターとかで流すから」
「そうしたら」
「わかるでしょ、あんたをいじめていた連中は終わるわ」
「それで私のいじめなのね」
「終わるわ、いじめられたくないわね」
「ええ」
小百合はるかの言葉にこくりと頷いた、もういじめられるのは絶対に嫌だった。るかはその小百合にあと一日の辛抱だからと言ってだった。
眼鏡を貸して一日登校させた、そしてだった。
小百合から眼鏡を受取っていじめの現場を実際にそれもいじめっ子達の顔も制服も隠さずユーチューブにあげてだった。
某巨大掲示板とツイッターにあげた、すると後はあっという間だった。
「この連中誰だ!」
「こんないじめやってる連中許すな!」
「徹底的に追い詰めてやれ!」
「特定藩住所と実名と中学突き止めろ!」
「クラスも突き止めろ!」
「それから本人に突撃してやれ!」
「親の職場も突き止めてやれ!」
ネットでは祭りになった、そうして。
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