第二章
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「お話は聞いてるけれど」
「私のことをなの」
「大丈夫じゃないわよね」
「それは・・・・・・」
「うちに来る?」
ここでだ、るかは小百合に誘いをかけた。
「よかったら」
「貴女のお家って」
「そう、魔女だって今言ったわよね」
「ええ」
「魔女はその力でお金儲けをして生きてるけれど」
「アクセサリーとか言ってたけれど」
「魔法ね、魔法で人を助けたり占いしたり魔法がかかったアクセサリー売ったり」
そうしたことをしてというのだ。
「暮らしてるけれどね、薬剤師の資格あったらお薬も売るし」
「そうもしてるの」
「ちなみにうち純粋なドラッグストアもやってるけれど」
「そちらのお仕事もしてるの」
「そう、だから困ってる人の相談に乗ることもね」
「魔法で人を助けるのもお仕事だから」
そのことは小百合もわかった。
「それでなの」
「ええ、これも縁でしょ」
るかはここでは微笑んで言った。
「ミミがたまたまあんたの前に来てそれであんたに懐いたのも。生きものが懐く人って悪人はいないっていうし」
「それでなのね」
「相談に乗るわ」
「そうしてくれるの」
「ええ、来て」
るかは小百合に微笑んで話した、そしてだった。
彼女を自分の家それも自分の部屋に呼んで話を聞いた、るかの部屋は魔女の不気味さやファンシーさはなく和風で静かなものだった。それは何でも彼女の趣味と聞いて小百合は内心魔女なのにと思ったが趣味はそれぞれだと思ってそれはいいとした。
そうしてるかにクラスでのいじめの話をした、るかはその話を全て聞くとこう言った。
「魔女は魔法は使うけれど悪用はしないの」
「それはなのね」
「絶対にね」
そこはというのだ。
「正しい魔女はね」
「そうなの」
「それは人を助ける為にあるもので」
それでというのだ。
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