予想外
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このタイミングで味方が駆け付けてくれたのかと、津波が来た方向に視線を移す。しかし、期待に満ち溢れていた彼の目は、一瞬でその輝きを失った。
「こらぁ!!師匠の偽物!!やっと見つけたでありますよぉ!!」
「レオン!!もうラウも怒ったからね!!」
オレンジ髪の翼の生えた少年に抱えられている薄い桃色のショートヘアの少女。彼らが何者か把握しているカミューニは、思わずタメ息を付いた。
「もっとマシな奴が来てほしかった・・・」
ガッカリとしたトーンで、誰にも聞こえないほどの声で呟く青年。しかし、この2人の登場により、事態は大きく変わっていた。
「サクラとラウルか。取るに足ら・・・!!」
呼吸を落ち着けたティオスも、2人を見て焦りを見せていなかったが、右肩に走る激痛に顔を歪める。
「くっ・・・ちょっとミスったかもしれないな」
カミューニの攻撃を受けたその部位を抑え、顔を歪める。そして彼らの視界の範囲外では・・・
「サクラ・・・腕を上げたな」
微かに目の焦点が合っているシリルの姿があった。
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