蓮と妖精達との出会い
妖精達の出会い
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く。この男、現在絶賛破門中である。
「ツンデレだね…」
カワイイとこあるじゃん。」
「うっせ!」
「カナはやらんぞ!」
「オッサン!なんでそうなんだよ!」
リサーナ・ストラウスとカナ・アルベローナが茶々を入れるとラクサスは顔を赤くする。ちなみにギルダーツは先程カナが娘と知らされて、親バカとなった。
マカロフはその光景を見ながら密かに笑みを浮かべた。ラクサスが昔のようにみんなと交流し、それがみんなに受け入れられている状況が嬉しいのだ。
―破門を解く日もそう遠くないかもしれん―
「初代、いかがいたしますか?」
浮かんだ心情を隠し、初代に問いかける。
「この気配…一見普通ですが、私達にはなにも感じられない何かを持っています。
「初代、どういう意味でしょうか?」
「どわぁぁぁぁっ!!!」
マカロフがメイビスに質問したとき、情けない叫びとともにナツが森の中から飛んできて地面に激突した。…だけでなく、
「ギヒィィィィィッ!!」
「うわぁぁぁっ!!」
ナツに重なるようにガジル、グレイも飛んできた。…なぜかグレイは服が脱げている。それを見てジュビアが顔を真っ赤にしているのもいつも通りだ。
「漢オォォォッ!!」
最後にエルフマンが訳のわからないセリフとともに飛んできてその重量に下の3人は、気絶した。
「おい!ガジル!」
「ちょっと!この4人がまとめてやられるなんて…」
「いったいどんな人が…」
エクシードのパンサーリリーが相棒のガジルに声をかけ、リリーと同じエクシードのシャルルとその相棒であるウェンディが怖がるなか、森から足音が聞こえる。
「誰だっ!!」
その足音に対し、ラクサス親衛隊『雷神衆』の一人であるフリード・ジャスティーンが叫び、残りの雷神衆であるビッグスローとエバーグリーンが脇を固める。エルザも剣を換装し、みんな緊張しながらその人物が出てくるのを待つ。
森の陰から姿を現したその人物は普通の服装で、黒い帽子を被っており、背中には木刀とギターケースに何かを背負っていそうなイケメンな青年だった。
「俺は霧谷蓮!よろしく!」
普通な感じな口調で妖精の尻尾に挨拶する蓮。だがメイビスは誰にも聞こえない声でつぶやく。
「あれが、異世界を渡り歩いている青年、霧谷蓮。けど、何でしょう?彼の独特な雰囲気と私が感じる彼の気配は?」
こうして異世界を渡り歩いている闇の人斬り、霧谷抜刀斎と妖精達は邂逅を果たした。
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