第二百五十一話
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第二百五十一話 皆と話しても
梨花は牛乳風呂のことが頭に残っていて塾でクラウンの面々にこの風呂のことを話した、するとすぐに華奈子が言ってきた。
「入ったら滅茶苦茶匂いそうね」
「華奈子ちゃんもそう思うのね」
「牛乳でしょ」
だからだというのだ。
「それじゃあね」
「牛乳のお風呂だとなのね」
「もう滅茶苦茶匂っていて」
それでというのだ。
「入ったらかえって大変そうよ」
「そう思うのね」
「あたしはね」
「確かクレオパトラが入っていたのよね」
今度は美奈子が言ってきた。
「そうよね」
「そうみたいね」
「じゃあ多分クレオパトラもね」
「牛乳の匂いが凄かったの」
「物凄かったじゃないかしら、華奈子の言う通りに」
こう言うのだった。
「私も牛乳好きだけれど」
「それでもなのね」
「お風呂には入りたくないわ」
その牛乳風呂にはというのだ。
「ちょっと以上にね」
「そうなのね」
「あの、お風呂にしたら物凄い量になるから」
春奈は梨花と同じことを言った。
「勿体ないわ」
「飲むものでしょ、牛乳って」
赤音もこう言った。
「そうよね」
「お料理にも使うけれど」
それでもとだ、美樹も言ってきた。
「それでもね」
「お風呂にはよね」
「勿体ないわね」
春奈と赤音は美樹に同調した。
「そうよね」
「それじゃあ」
「牛乳は錬金術にも使うしな」
亜美も言ってきた。
「お風呂には使わん方がええやろ」
「そうすべきなのね」
「うちもそう思うで」
亜美は梨花にも言った。
「それ位やとそのまま飲むかお料理に使うか錬金術に使うか」
「どれかなのね」
「それがええと思うで」
こう梨花に言う、そして梨花もその話を確かに聞いた。そのうえで塾の授業が終わると家に帰ったのだった。
第二百五十一話 完
2020・4・2
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