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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
画狂H/洗脳弾の恐怖
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くれた上にディナーまでていきょうしてくれるとかそれとんでもねぇ至れり尽くせりだな。
「だからまーちゃん。早く行こう!」
「だな。なんか雨も降ってきそうだし。」
空がゴロゴロと鳴いている。おそらくもう少しで雨が降るだろう。
「じゃあ行くか。待たせるのも良くないしな。」
ネクタイを締め直し、俺達は船内へと帰っていく。
その直後、稲光がしてパタパタと降り出す雨。
こんな時にそういった悪天候と言うのはどうにも不安になる。
不吉というかなんというか、こう…
これから起こることは良くないことだと言われているみたいな感覚だった。
?
「えー、乗客の皆様、お集まりいただき誠にありがとうございます。」
集まれと言ったのはお前だろというツッコミは心の中にしまっておくとして、俺達は船の中央に位置するホールに来ていた。
しかし輸送会社の船とはいえ、こんなところまであるとはまさに豪華客船とかフェリーみたいだ。
個室はなく、乗客は大部屋で雑魚寝だがいくらなんでも居心地が良すぎる。
この船は本当にハインド商会のものなのだろうか。そういった疑いもあった。
そしてこの疑いは、見事に的中することになる。
「今この船の航路は無事『葛城財団本部』へと向かっております。」
耳を疑った。
いや、ここにいる乗客全員が耳を疑った。
「葛城財団!?ふざけんな!」
「俺達は横浜に行くから乗ったんだぞ!?」
乗客の何人かが叫ぶ。
確かにそうだ。
俺達は横浜に、三笠に行くから乗った。
いや待て。
もしやこれは…"罠"なのか?
「!!」
その時、銃声が響く。
どさりと言う倒れた音。
倒れたのは、さっきまで叫んで文句を言っていた男性の乗客二名。
そして、
「うるさいぞカス共が。」
船長らしき男はにんまりと笑い、硝煙の立ち上る銃をかまえていた。
「さて、まずは"剪定"だ。この船が財団本部へ辿り着く前に、マスター共には消えてもらおう!」
船長、もとい財団職員が指を鳴らす。
すると各所の扉が開き、ヘルメットやら防弾チョッキやらで完全武装した職員がぞろぞろとホールに入り込んできた。
「これは…偽装船だったのか!!」
「ふふふ!逃げ切れると思ったのか?元先輩さんよぉ!」
職員の一人が銃をかまえ、子安さんのところへとじりじりと近寄ってくる。
「お前…!」
「裏切り者も処分して、あの刑部姫も捕獲できる。へへへ…これで俺は間違いなく昇進確定だァ!死ねェ!」
その男を皮切りに、財団職員達は一斉に撃ち始めた。
しかし、あちらは武装しているとはいえ人間。そしてこちらにはサーヴァントが見ただけで十騎以上。
これでは戦いを挑む財団が滑稽に見える
だが、
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