第11話 八雲泉美のガラホな日常
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
って執筆を行っているのだ。常に書いた文字の数が表示される為に、書くというモチベーションを稼ぐにはもってこいなのである。
ちなみに、その際には『ipa明朝』なるフォントを導入しているのだ。これにより、文字そのものの見やすさと、文字の配列が綺麗に整備されて非常に執筆心地が良くなるのである。
しかし、起動とシャットダウンにタイムラグが発生するパソコンであるのだ。纏まった時間が取れずに、合間合間の時間を執筆に活用したい時というのは必ず出てくるであろう。
そんな時に便利なのが『ポメラ』なるポータブルメモ帳なのである。これは、起動がボタン一つで数秒で出来てしまい、すぐに執筆を行えてしまう優れ物なのだ。
ただし、このアイテムには『Text Analyzer』のように『常時』文字数を表示する機能は備わっていないのが唯一の欠点であるのだった。
その為、泉美は用途に応じてパソコンとポメラを使い分けているのであった。幸い、ポメラ対応の記憶媒体はSDカードであり、彼女のパソコンにはそのSDカードスロットが存在する為に、一つのSDカードをパソコンとポメラで使い回すというどこか裏技染みた事が出来るのだった。
だが、そんな臨機応変な使い回しも、学校へ通うとなると持ち込みづらい所であるのだ。
ポメラはポータブルメモ帳と銘打っているが、実際はノートパソコンの半分程のサイズとなってしまっているのである。そのような代物を学生カバンの中へと入れて学校まで持っていくのは難儀というものであろう。
そこで、ここでもアプリの出番となるのであった。そうアプリには執筆を行えるものも存在するという事だ。
まず、泉美は【nicoWnn】なるガラホでの執筆を可能にする為のアプリを設定する。こうしないとガラホではほとんどの執筆アプリが機能しないのであるが、説明すると長いのでここでは省略する。
続いて、【文字数カウント】なるアプリを起動するのであった。
このアプリは色々探し回って、ガラホでは唯一『Text Analyzer』のように常時文字数を表示出来る機能の備わった執筆アプリであるのだった。
そう、ここでは『ガラホでは』と断っておかなければならないだろう。
今では無数に存在するアプリというものだ。その中で常時文字数を表示出来る執筆アプリなど珍しくないだろう。
だが、ガラホではアプリのインストールに際して特殊な方法を用いる為に、その際に『不可能』となるアプリも数多く出てしまうのである。それが、常時文字数表示のアプリのほとんどに刺さってしまったという事なのだ。
そんな中で、この【文字数カウント】なるアプリはその例外を勝ち抜いた希少な存在だったという事なのである。故に、このアプリは今後も大切にしなくてはと泉美は思う所であった。
そのような想いの中、いよいよを以
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ