第五十三話 油田
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グレイは咄嗟に壁蹴りでかわすが、それを見たアトラスは壁にメガトンクラッシュを繰り出してまず一発目のパンチでグレイを壁から叩き落とし、そして二発目をグレイに直撃させる。
「うあ…っ!」
まともに受けたグレイは吹き飛んで壁に叩き付けられるが、すぐに起き上がる。
「ほう、立ち上がるか。タフさだけは認めてやろう」
「ヴァンのパンチと比べればこれくらい…!」
「奴と戦ったのか?その程度の実力で良く生き延びられたものだな」
「その台詞、あんたにそのままお返しするわ」
「何!?ぐあっ!!」
死角からのホーミングショットからのリフレクトレーザーの時間差攻撃が直撃し、そのままチャージを行いながらアトラスとの距離を取るアッシュ。
「あんたの相手はアタシよ!かかってきなさい!!」
「やってくれたな!」
再びナックルバスターを構えてショットを放つアトラスだが、アッシュはダッシュで回避する。
「何だと!?」
「予想通り!どうやらモデルFの弾は急な動きに対応出来るわけじゃないようね!ほら、喰らいなさい!!」
「そんなものに!」
アトラスはジャンプでかわしてナックルバスターで殴りかかるが、リフレクトレーザーは壁や天井を反射してアトラスに直撃する。
「どう?流石に反射の軌道は読みにくいでしょ?」
「っ…なるほど、まぐれとは言えロックマンになれたのは伊達ではないと言うことか。お前、名前は?」
「アタシはアッシュ。一流のハンターで、いつか世界中にアタシの伝説を轟かせる!だからあんたみたいなのに世界を滅茶苦茶にされるわけにはいかないのよねー。あんたのライブメタルも回収したいし、さっさと倒されちゃってよね!!」
「アッシュか…覚えておこう。だが、それは出来ない相談だな!」
アトラスがダッシュと壁蹴りを駆使して縦横無尽に動き回り、床に爆弾を設置していく。
それにより、アッシュの行動範囲を狭めようと言うのだろうが、レーザーサイトを出して爆弾をロックするとホーミングショットで一掃する。
グレイが援護しようとするが、頭の中にアッシュの声が響く。
「(ちょっとグレイ、聞こえる?)」
「(アッシュ?)」
同じモデルAのロックマンだからか、声を出さずとも意思疎通が出来るらしくアッシュは今回それを利用させてもらった。
「(あいつはアタシが抑えとくから、あんたはクロノフォスに変身して“アレ”を使いなさい。あれを使えばあいつを一気に畳み掛けられる)」
「(…タイムボム)」
敵の動きを鈍くするクロノフォスの能力。
モデルOのロックマンであるヴァンには実力差からなのか、それとも耐性があったのかは分からず通用しなかったが、自分達二人の動きを鈍くした
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