第五十三話 油田
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」
「二人でやろう、二人でやった方が早い」
二人はローズパークに変身し、威力を最小限にしたチャージ攻撃を動力に当てて強引に再稼働させる。
すると通路から複数の足音が聞こえたので、動力部を出ると先程の男が礼を言ってきた。
「ありがとう!この恩は忘れないよ…この先にも仲間がいるんだ…助けて欲しい…」
「分かった分かった、あんたはさっさと逃げなさい。良いわね」
アッシュとグレイは奥のシャッターを抉じ開けると、次の瞬間に爆音が聞こえたのでそちらに目を向けると、そこではアトラスが穴を見つめながら佇んでいた。
「…違法ハンター共め、こんな所に逃げ道を残してたか。お前達のはモデルVの生け贄となってもらう…一人残らずな」
そしてアトラスが穴に飛び込み、それを見たアッシュとグレイも追うように飛び込んだ。
「待てっ!」
「アトラス、また会ったわね」
二人の声にアトラスは足を止めて振り返る。
「生きていたか、ロックマン・モデルA。まさか違法ハンター共を助けに来たとでもいうのか?お前達の仲間でもないのに」
「僕のように何も知らないまま傷付く人が増えていくのは見過ごせない!」
「何も知らないんじゃない、お前達が知ろうとしていないだけだ。世界の歴史は戦いの歴史…人々は戦いの中にあってここまで進化してこれた。今、世界はこれから決まるロックマンの王によって新たに進化しようとしている。ロックマンもまた戦うための力だ。力無き者に進化はない、何も知らずに死ぬ者は進化についてこれなかった…ただそれだけの事だ。」
「だったらモデルVの餌にしちまえってか!?随分と野蛮な進化だな!」
「自分の力の意味も知らないお前達に、何が分かる!それでも 間違っていると言うのなら、アタシに勝ってみせろ!ロックオン!!」
アトラスはモデルFを取り出してロックマン・モデルFに変身し、背中に取り付けていたナックルバスターを構えた。
「来るわよ!グレイ!」
「これをかわせるか!?」
ナックルバスターから放たれるショット。
レーザーやバスターのショットよりも高威力だが、かわせない速度ではないと二人は動いたが、突然軌道が変わった。
「「!?」」
軌道が変わったショットに不意を突かれた二人は直撃を受け、そこから追撃でショットが放たれる。
「遠距離からの変幻自在の圧倒的な火力で敵を制圧することを得意とする。それがロックマン・モデルFだ。」
「喰らえ!」
グレイがバスターを構えてチャージバスターを発射するが、同じくチャージを終えていたアトラスがメガトンクラッシュを繰り出し、火炎弾でチャージバスターを相殺する。
「吹き飛べ!!」
ダッシュしながらのメガトンクラッシュ。
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