第五十三話 油田
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なんていらない!」
「……駄目だ。こいつらこうなっちゃ、もう手がつけられない…仕方ねえな、もう!ついてきゃいいんだろ!行こうぜ!アッシュ!グレイ!」
説得を諦めたモデルAは自棄になったかのように叫んだ。
するとトーマスはアッシュ達の話が纏まったと判断したのか話を再会する。
「飛行艇が破壊されてしまえば修理パーツも回収出来なくなってしまう。ともかく、最悪の事態は避けねばならない。急いでくれ、アッシュ君、グレイ君。」
「「了解!」」
アッシュとグレイは急いで飛行艇へと突き進む。
パイプの道を上手く伝って行き、こちらに襲い掛かるイレギュラーを返り討ちにしながら奥の数本の柱が建っている谷の場所はロックマン・モデルAの状態では越えられないためローズパークに変身(アッシュはローズパークへの変身にかなり抵抗があったが、移動のためにやむを得ず変身)して谷を越える。
更に奥へと進むと大型の蛇型のメカニロイドが出現し、オイルを吐き出したかと思えば火球を発射してきた。
咄嗟にアッシュがレーザーショットを向けてレーザーサイトを出し、ロックをするとホーミングショットを発射する。
ホーミングショットはメカニロイドの頭部に直撃すると仰け反らせる。
「なるほど、あそこが弱点なわけね」
ホーミングショットの利点はレーザーサイトのロックした敵に確実に必中する点。
このような初見のメカニロイドでも攻撃が通用する位置を割り出してもくれるので、かなり便利な攻撃である。
頭部と胴体を振り下ろしてきたところを上手くかわして頭部に向けてグレイがバスターショットを向けてショットを連射する。
後一歩で倒せるくらいにまで追い詰めたが、メカニロイドは体勢を戻す。
しかし、グレイもまたレーザーサイトを出してメカニロイドをロックし、ホーミングショットを発射。
ホーミングショットの直撃を受けたメカニロイドは爆散し、アッシュとグレイはダッシュで違法ハンターの飛行艇に乗り込むと、怪我をした違法ハンターの一人が二人に気付いた。
「ちょっとあんた、大丈夫?しっかりしなさい」
「君達は俺達を助けに来てくれたのか?俺以外にも何人か逃げ遅れた仲間が部屋に閉じ込められているんだ。どうやら電力が足りなくて一部の扉が開かないみたいだ…お願いだ…仲間達を全員、部屋から出してやってくれ」
「分かったわ、任せなさい。電力が足りないってんなら動力部に向かうわよ」
電力の供給が追い付かないのなら動力部を何とかした方がいいと判断したアッシュは動力部に入ると、複数の動力のうち、いくつかが落下の衝撃で停止状態となっていた。
「これは無理矢理にでも電気を送って再稼働させた方が手っ取り早いわ。気が進まないけどローズパークの出番ね
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