暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第36節「戦場にセレナーデを」
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
渡る。

「警告メロディー 死神を呼ぶ 絶望の夢Death13 レクイエムより鋭利なエレジー 恐怖へようこそ──」

回転ノコギリ付きのアームをを左右2つずつ、計4つ展開し、四方から切歌を追い込む調。

〈裏γ式・|滅多卍切〉

跳躍を繰り返し、調の懐に飛び込もうとする切歌。
だが、調の丸鋸がそれを許さず、立体的な動きで斬り合う二人。

「DNAを教育してく エラー混じりのリアリズム──」

調の攻撃を避け、後方へと飛び退く切歌。
左肩からもう一本、新たな手鎌を取り出すと、そちらも大鎌に変形させて構え直した。

「この胸に──」
「ぶつかる理由が──」
「「あるのならああああああああッ!!」」

互いが互いを思い合うからこそ、二人は握った刃を振り下ろす。

戦場に響くデュエットは、彼女達が大好きな相手へと向けるセレナーデ。
矛盾を抱えながら、それでも二人は手を緩めない。

己の存在を懸けて。或いは、初めて己の心を溶かしたものを伝えるために。
重ね合った手を離さないためにと、突き立つ牙となった純心をぶつけ合う。

「いますぐにjust saw now 痛む間もなく──」
「だからそんな、世界は──」
「「切り(伐り)刻んであげましょう──ッ!」」

ff

「はッ!」
「くう……ッ!」

翼の剣を、銃で受け止めるクリス。

間髪入れずに放たれた至近距離からの銃撃を、翼は剣で弾いて切り込む。

「はッ! やッ!」
「く……ッ! オラッ!」

振り下ろされ、薙ぎ払われる翼の剣を、後退しながらバク転して避けるクリス。

今度は左右交互に二丁銃撃。それを翼は後退しながらまたも剣で弾く。

「はあッ! ふッ! はあぁッ!」
「ふッ! このッ!」

弾丸を避けながら振るわれる剣。クリスもまた、後退しながらこれを躱し、銃撃を続ける。

残弾が尽きた瞬間、クリスは翼の剣をマガジンを交差させることで受け止める。

直後、バク転しながらマガジンを外して着地。

腰アーマーから飛び出した新しいマガジンが装着され、一瞬でリロードが完了する。

「へッ! あたしのリロードに隙はねぇッ!」
「ならば……はあああああッ!」

翼は両脚のブレードを展開して滑空、加速すると、クリスの銃撃を左右に躱しながら接近する。

クリスの周囲を一周して跳躍、頭上から刀を大きく振りかぶって斬りつける。

「せぇいッ!」
「そうはいくかよッ!」

クリスはその場を飛び退き、避けながら発砲する。

「はぁぁぁぁッ!」

翼の頭上をバク中しながらの発砲。
それを側転で避けた翼は、水たまりに着地し、刀を構え直す。

同じく着地したクリスもまた、翼に銃口を向けて睨み合
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ