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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
罠
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は不審に思い、
「どうして探しているの?二人はおっきーの知り合いかしら?」
何故探しているのかと質問してみる。
だが和服のサーヴァントはマリーにずいと顔を近付け、まじまじと見るやいなや
「にしてもアンタ…あのふらんすの国の"まりい・あんとわねっと"ってお方かい?」
質問を質問で返してきた。
「そ、そうだけれど…?」
「へぇーどうりで!こいつァ噂通りの美人サァ…。こりゃ何かのご縁だ!ここは一つ描いてもいいかい?」
「あ、その…嬉しいのだけれど!」
和服のサーヴァントに詰め寄られ戸惑うマリー、
だが、
「お栄ちゃん。」
「あ、いけねぇ。今はそんな場合じゃなかったナ…。」
和服のマスターがサーヴァントの名前を呼び、興奮していたサーヴァントは我に返る。
そしてマスターは逸れてしまった話を戻した。
「"危機"が迫ってる…。二人は今、葛城財団に狙われてるんです!」
「!!」
和服のマスターが口を開いた。
「このままじゃ探偵さんと刑部姫が危ない…なんとかして財団より先に見つけ出さないと…!」
「それは残念ながら、無理な話だろうね。」
「?」
広海でも和服のマスターでもない、
誰かの声が聞こえた。
「私の部下が偶然目撃したんだよ。同志達は今、まんまと騙されて"偽装船"に乗せられている。」
「偽装…船?」
どこからともなくやってきたその海賊はそう説明する。
そして偽装船というワード、
広海はそれを聞いたことがあった。
「知ってるの?あなた。」
「ああ、真壁さんから聞いたことがある…!葛城財団が連絡船や他の商業船になりすまし、サーヴァントを本部へと連行するための手段の一つだ。」
「そんな!じゃあおっきーは今…!」
マリーの脳内に最悪のビジョンが浮かぶ。
葛城財団の残虐非道な行いは、あの時アンデルセンから聞いている。
刑部姫はきっと今頃それを…。
「だが安心するといいマリー王妃。気分転換に前髪でも伸ばしてみないかい?」
「遠慮しておくわ。両目できちんとマスターが見られないもの。」
前髪を伸ばすことをすすめてきた海賊は安心するように言った。
だがそれは何故か、答えは簡単である。
「おそらく財団はハインド商会を名乗ったのだろうね。"彼女"が怒り心頭で偽装船の追撃に向かってるよ。」
勝手に名前を使われ、ハインド商会は黙っちゃいない。
そういうことである。
「助かるのね!」
「ああ、安心するといい。だから前髪を伸ばしてみない?」
前髪を伸ばしてみないかと彼のしつこさにうんざりしてきたマリー。
既にお気づきかもしれないがこの海賊、あのバーソロミューである。
それと彼らと同じく探偵を探しにきた和服の二人だが
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