暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-

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ん、今日もう来ないよ!?」
「はぁ!?」

連絡船も、今日は終わってしまっていたのだ。

「うーん…明日の朝まで来ないっぽいね。」

看板の連絡船の時間を見ながらおっきーが残念そうにいう。
ここまで来たのに?もう一日待たなきゃいけねーのかよ?
いや、期日はほぼ無いに等しいができれば早く二人をお届けしてあげたい。
ぶっちゃけさっさと終わらせて5000万をもらいたいのが本音だけどな。
と、俺達が途方に明け暮れているときだ。

「あなた、探偵のニノマエさんですね?」
「え?なに?」

いきなり知らない人が来た。
なんだこいつ。てか俺の名前知ってんのね。

「あなたのことは"船長"から聞いてますよ!」
「船長?」
「あ、私こういうものです。」

いきなり現れた柔和な顔つきの男性は名刺を渡す。
そこに書いてあるのは名前と、それに

「ハインド商会…船長ってドレイク船長か!」
「はい!そうなんですよ!」

男は笑顔のまま話を続ける。
…、
なんというのだろうか。
張り付いた笑顔、とでも言えばいいのだろうか?
何かこの男…気味が悪い。

「ハインド商会の子会社を経営しているものでして…もしよろしかったら船に乗せましょうか?」
「いや、いいんすか?」
「ええ、何やら急いでいるようでしたので、私共が助けになることができれば。」

え、マジで?

「んじゃあお言葉に甘えさせてもらいましょーかねー?なぁおっきー。」
「だね。出来れば早い方がずっといいもんね!」

なんとこのハインド商会の子会社を名乗る男、
俺達を無償で目的地まで送り届けてくれるとのことだ。
いやー悪かったね。さっきは張り付いた笑顔の気味わりーやつだと思っちゃってさ!!
人は見かけによらないよね!うん!!

「んじゃあ横須賀の三笠まで。この人達をそこまで送り届けたいんだ。」
「かしこまりました。ではこちらへ…。」

俺達はその男についていく。
次第に港からは離れ、気が付けば人気のない薄暗い道を歩いていた。

「あのー、港は?」
「この先にあるんですよ!ハインド商会の中でも少数しか知らない秘密の港がね。」

男は笑顔のままこたえる。
重要取引やあまり人に知られたくないものを運搬する際に使用する極秘の港だと言うが…。

「ほら、つきましたよ。」

そこは確かに港だった。
そこまで賑やかではないものの、俺達と同じように早くどこかへ向かいたいらしいサーヴァントやマスターで溢れ返っている。
そして港に停泊しているのは割と大きな船だ。

「行き先は横須賀にある三笠記念艦でよろしいですね?」
「ああ、まぁそうです。」
「分かりました。それではじきに出航いたしますので船に乗ってお待ちください。」
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