暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
罠
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いい、置鮎は当たり前のように頷いた。
「知っているとも。それに私の前任であった傭兵はひどいものだったんだろう?」
この男、置鮎は代表お抱えの最強の傭兵だ。
傭兵とはいっても彼が直接戦うわけではない。
あくまで彼はマスター。
所持するサーヴァントはセイバークラスで、置鮎が全サーヴァントの中でも最強と豪語するほどの存在。
そして実は、彼の前にも代表は傭兵を雇っていたのだが
「なんだったか?確か」
「オカダイゾウ…でしたっけ?」
「ああそうだったね。悪い、いちいち産廃の名前など覚えていなくてね。」
アサシンの岡田以蔵を従えていた女性のマスターだったらしいが、立て続けにミッションに失敗し行方をくらませたのだった。
「だが私はそのような失敗はしない。彼は最高にして最強のサーヴァント。他の産廃共とはワケが違うのだよ。」
彼がここの傭兵でい続ける理由。
代表に気に入られているから、というものもあるがそれともう一つ、
ここで戦い続ければ、自分のサーヴァントが確かに最強ということを証明できるからである。
「私のサーヴァントは完璧。一点のシミも許されない純白のシーツだ。だからこそ…だからこそだ…。」
だがしかし、そんな彼にも唯一の汚点がある。
そう、先程代表が言ったように、彼は一度だけ標的を逃してしまったことがあるのだ。
「汚点は消さねばならない…。いつか必ず…必ず見つけ出してやる…!宮本武蔵…っ!!」
そして財団は近いうち、サーヴァントを譲渡するよう持ちかけたが断ってきた三笠を攻め落とす予定だ。
この指揮を任され、汚名返上してみせろと言われたがこの程度で汚点は消えない。
彼の目の前に見えているのはただ一つ。
"宮本武蔵"という、倒す以外消えない頑固なシミである。
?
「そんじゃありがとうございました、広海さん。」
「こちらこそ。マリーも楽しかったって喜んでくれて何よりだよ。」
夕陽に染まりつつある港にて、俺達は広海さんとマリーに別れを告げる。
「さようならおっきー!また会いましょうね!」
「うん…でももうヒロインショーはやだ…。」
まだ全身が少し痛むおっきーもマリーと握手を交わし、名残惜しそうに別れた。
「良かったら横浜のオーシャンビヨンドに遊びに来てくれ!歓迎するよ! 」
「そりゃどーも。そんときはたっぷりもてなしてくださいよ。」
二人はデートを続けるため、まだ東京に残るのだという。
そして俺達は慰安旅行の最中ではあるものの、依頼を達成するためアンデルセンを連れて横須賀を目指すことにした。
のだが
「船が…ないな。」
港に来たはいいが船が一隻もいない。
どうやら全て出てしまったようだ。
それに、
「まーちゃ
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