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けいおん! if
桜!
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ちのせ ただし) 】
パート:ドラム歴3年
誕生日:12月25日
血液型:B型
身長:181cm
体重:71kg



 「そっか。浩二も家にベースあるのか!」

 「う、うん。あんまり触ってなかったんだけど、折角だし使ってあげないとね」

 「それはそうと部活動紹介とかあるのかな?」

 「いっそ落ち着いたら職員室で軽音部のこと聞いてみるか。それよりさ、今日3人で帰ろうぜ!みんなどの辺に住んでんの?」

 「僕は松ヶ崎橋を渡って妙円寺の辺りだよ」

 「ぼ、僕は隣の出町柳駅のすぐ近くかな」

 「うわ俺、松ヶ崎橋渡らないから皆バラバラなんだな...。でも折角の良い天気なんだし、その辺で昼飯食おう!」

 「「うん!」」



 そう答えながら外の天気を見ようと窓の方を向くと、集めた桜の花びらを机の上に並べて微笑んでいる彼女が視界に入った。










 目が合う。










 「また目が合ったね〜」










 笑いかけてくれたので、僕は軽く会釈をして返す。










 少しずつ顔が熱くなっていく。










 ――――――桜の匂いと、温かい日差し。










 気恥ずかしくて、すぐに目を逸らして正と浩二君と一緒に教室を後にした。
 
 彼女はどんな顔をしただろうか。
 



 



 

 AM11:40








 

 帰りのSHRも終わり、3人で帰路に就き、白川通りのMAXバーガーでお昼ご飯を食べることになった。


 
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 「ご一緒にポテトはいかがですか?」

 「「「あ、じゃあお願いします」」」



 店員さんの笑顔の接客に抗えずオーダーし、外の見える席に移動する。



 「皆、俺の我儘に付き合ってくれてありがとう。俺もわかるところは教えるからさ」

 「こ、高校に入ったら何かやってみたいって思ってたから...。その、誘ってくれてありがとう」

 「早く皆と演奏できるように、家に帰ったら早速練習するよ」

 「じゃあ、これからの俺達の未来に乾杯!」

 「「乾杯!」」



 他愛もないことをたくさん話した。
 わかったことは3人とも中学時代を燻ぶらせていたこと。
 僕と浩二君は中学時代帰宅部だったし、正はバンドが組めずにいたらしい。

 一生に一度の高校生活。輝かしい青春を送りたい。
 家に帰ったらすぐ練習を始めようと約束をした。



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