第五十一話 極寒の流氷
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ない」
セイバーを構えて一歩ずつ距離を詰めるヴァンにアトラスは地面に爆弾を複数設置して爆発させる。
「!?」
爆風によって視界が塞がれたヴァンは一瞬目を閉じてしまい、アトラスとテティスの逃亡を許す。
「逃がすか!!」
逃げた二人を追い掛けるヴァンだが、水中では圧倒的な機動力を誇るモデルLには勝てずに逃げられてしまうことになる。
しかし、それでも諦めるわけにはいかず、追い掛けるヴァン。
一方、アッシュとグレイはクロノフォスと戦い、追い詰められていた。
最初はアッシュとグレイの連携によって追い詰めていたものの、クロノフォスのタイムボムによって動きを鈍くさせられたことで一気に追い込まれてしまったのだ。
「シャーッシャッシャッ!!貴様らにロックマンの器は大きすぎたようだな!さあ、これで終わりだ。そして時の流れによって忘れ去られるがいい!!」
とどめとばかりに繰り出されるクロノフォスの突進だが、真横からのチャージバスターで軌道が逸らされた。
「!?」
「え!?」
何事かとアッシュとグレイがチャージバスターが放たれた方向を見つめるとヴァンがバスターを構えて立っていた。
「ヴァン!?どうして!?」
「いや、アトラスとテティスを探してたらここに辿り着いてな…」
「ロックマン・モデルO…破壊神のロックマン…まさか貴様が現れるとはな…だが、例え破壊神であろうとこの力の前では無意味!!タイムボム!!」
アッシュとグレイを苦しめたタイムボムが発動し、そしてクロノフォスはヴァンに突進を繰り出す。
「「ヴァン!」」
緩慢な動きでレーザーとバスターを構える二人だが、ヴァンは通常時と全く変わらない様子で腕を動かして片手で突進を受け止めた。
「なっ!?」
「悪い、何をしたかったのか分からない」
ヴァンからすれば妙なモーションをしたかと思えばただの突進であり、そのまま炎を纏ったチャージセイバーが繰り出され、クロノフォスは一刀両断された。
「(ば、馬鹿な…タイムボムが…効かない…?ば、化けも…)」
モデルOの異常なまでの強さに戦慄しながらクロノフォスは爆散し、データはモデルAにコピーされたのであった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ