第五十一話 極寒の流氷
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トンクラッシュを叩き込もうとするアトラス。
掴み止めるヴァンだが、腕に走る僅かな痺れに顔を顰めた。
「なるほど、流石にあの時よりは強くなってるか」
「アトラスだけじゃないよ!僕も含めて全員があの時より強くなってるんだ!出てこいフリージングドラゴン!!」
二匹の氷龍を召喚し、ヴァンはかわそうとするがアトラスが地面に爆弾を設置して行動を制限した。
それによりヴァンはアルティメットセイバーを抜いてチャージセイバーで氷龍を砕き、バスターショットを引き抜いてチャージバスターで爆弾を一網打尽にする。
「やるな」
「チッ、相変わらずの化け物め。」
「でも、あの時は抜かせられなかったセイバーとバスターを抜かせたよ」
ほとんど素手であしらわれたあの時と比べれば格段の進歩と言える。
「あの時と比べれば相当なレベルアップだ…その努力を何で別の方向に使えないのか…」
二人の成長は認めるものの、その努力する方向音痴さにヴァンは呆れるしかない。
「ほざけ!」
ダッシュしながらのメガトンクラッシュをヴァンはジャンプでかわすとサンダーチップを起動して電気属性のチャージセイバーを叩き込む。
「ぐっ!?」
それにより感電したところをセイバーによる回転斬りからの三連撃を喰らわせようとするが、三連撃を繰り出す前にテティスからの妨害が入る。
「アイススティッカー!!」
巨大な氷塊を作り出し、ハルバードで粉砕すると破片を飛ばしてくる。
攻撃を中断してそれをダブルジャンプでかわし、テティスにチャージバスターを当てる。
「うわっ!」
「龍炎刃!!」
フレイムチップを起動してジャンプしながらセイバーの斬り上げを繰り出す。
まともに喰らったテティスの全身は炎に包まれた。
「この程度で!!」
「負けるか!!」
アトラスとテティスが同時に襲い掛かるが、テティスを腕のワイヤーフックを射出すると拘束する。
そしてそのまま引き寄せてアトラスのメガトンクラッシュの盾にする。
「何!?」
「うあああっ!!」
炎に再び焼かれたテティスの悲鳴が響き渡り、目を見開いたアトラスには電気属性のチャージバスターが直撃し、更に追撃の真空刃のソニックブームが直撃したことで膝をつく。
「ぐっ!?」
そしてテティスをアトラスの隣に投げ飛ばすと一歩前に出る。
「悪いけど、ロックマンの先輩としてまだまだお前達に負けるつもりはないんだ。さあ、モデルFとモデルLを返してもらうぞ」
「…っ…それは出来ない相談だ…これはアタシの理想のために必要な物だ…」
「それは、ガーディアンの初代司令官が平和のために作った物だ。お前達みたいな奴らが持っていていい物じゃ
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