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ロックマンZXO〜破壊神のロックマン〜
第五十一話 極寒の流氷
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ティスの姿が変わっていた。

「プロメテから聞かなかったかい?君の前に、何人ものロックマンが現れるって。僕の名前はテティス、氷のロックマン…モデルLの適合者さ」

「アタシはアトラス。炎のロックマン…モデルFの適合者だ。戦いに生き残った者が世界の王となる運命のゲーム…失敗作とは言え知らないとは言わせない……そしてお前が二人目のイレギュラーロックマン…思想も理想もないハンターがロックマンになってどうする?」

「ヴァンから話は聞いてたけど、本当にスケールがでかい話だな」

「なるほどね、あんた達もヴァンの仲間からライブメタルを奪ったロックマンってわけ…理想はなくてもプライドはあるわ。プロメテやあんたみたいに、人を見下す奴は許せないのよ」

「ははっ、流石だね。でも今はまだ君達と戦う気はないんだ。それにしてもさっき気になることを言ってたね。ヴァン…それはモデルOのロックマンの名前だ。彼はここにいるのかい?」

「…それがどうした!?」

構える二人にテティスは朗らかに笑うが、ヴァンの名前を尋ねる時にほんの少しだけ口調に鋭さが混じる。

グレイが答えるとアトラスも拳を握り締めた。

「なるほど、奴め…こんな所にいたのか。あの時の屈辱を晴らすまたとない機会だ。お前達はここで氷付けになってな!!」

邪魔をされないようにアトラスはナックルバスターを構えてそれを氷のブロックに叩き付けるとブロックが一斉に砕けてアッシュとグレイは水の中に落ちる。

アトラスとテティスはヴァンを探しに向かうのであった。

「くーっ!あいつらムカつくわねー!」

「アッシュ…今はそんなことを言ってる場合じゃ…」

眼中にないかのような扱いにアッシュは怒り、グレイが宥めようとするが、不愉快な笑い声が聞こえた。

「シャーッシャッシャッシャッ!時間すらも凍り付く、氷点下の世界へようこそ!お前達のような奴らがロックマンを名乗るなど烏滸がましい!貴様らのライブメタル…このクロノフォスが貰い受ける!」

突如現れたイレギュラーにアッシュとグレイは驚きながらもレーザーショットとバスターショットを構えて迎撃するのであった。

一方、アッシュ達と別れたヴァンは外に出ることに成功していたが、次の瞬間には目を鋭くした。

「…殺気が駄々漏れだぞ?出てきたらどうだ?」

「ようやく見つけたぞロックマン・モデルO」

「あの時のリベンジに来たよ」

ヴァンの背後に現れたのはアトラスとテティスであった。

「お前達か、ライブメタルを返しに来てくれたのか?」

「そんなわけがないだろう。テティスが言ったようにお前にあの時の屈辱を返しに来たんだ。」

「……出来るのか?」

「あの時のアタシと同じだと思うな!!」

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