第五十一話 極寒の流氷
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いいか、俺も君達と同じだ。イレギュラーに襲われて死にかけたところをライブメタルの適合者になってロックマンになった…こいつの厄介なところは一度変身すると二度と元には戻れないんだ。おかげでインナーにはあまり入れないし参ったよ。まあ、それから色々あって俺はイレギュラーを狩りながらモデルVを破壊して、ヘリオス達からモデルHたちを取り戻すために戦っている。後は生き残った者が世界の王となるなんてふざけたゲームを仕組んだ黒幕を倒すためにね…」
「そうか…アッシュもヴァンもちゃんとした目的があるんだな…僕にはまだない…」
「別に焦る必要はないだろ、俺だってロックマンになる前までは先のことなんて考えてなかった。ただ今を生きるので必死だったからな。お前もいずれ生きるための目的が見つかるさ、案外近くにあったりするかもしれないぞ?生きる理由とかそんなのは…ただ、先輩のロックマンとしてこれだけは言いたいかな?ロックマンの力は強大だ。それこそ世界を滅ぼしたりすることが出来るくらいには、だけど使い方を変えればそれは頼りになる守るための力になる。アッシュ、グレイ。力の使い方を間違えるなよ?もし間違えたら俺がお前達を倒すことになるからな」
「……怖いこと言わないでよ、ヴァンと戦うなんて考えただけでゾッとするわ。」
グレイがボコボコにされているので、アッシュが加わったところで勝てないのは明白。
個人的な感情も含めて戦いたくない相手だ。
「そうかそうか、なら気を付けろよ。俺に狙われないように…お前達の力がお前達の信じるもの、守りたいもののために使われることを願ってるよ。じゃあな」
水の中に飛び込んでいくヴァンの後ろ姿を見つめながらアッシュとグレイも立ち上がった。
「さあて、アタシ達も行きますか」
「うん」
壁に埋まってるモデルAを手に取って変身するアッシュとグレイも水の中に飛び込んで今度こそ墜落現場に続く道を進む。
奥のシャッターを二つ抉じ開けて上に登り、更にシャッターを潜っていくと氷のブロックの足場があるが行き止まりだ。
「下から水が流れる音がするわね、もしかして下かしら?」
「じゃあ、ディアバーンに…」
グレイがディアバーンに変身しようとした時、二人のヒューマノイドの女性とレプリロイドの少年が現れた。
「何だプロメテが面白い奴らを見つけたと言うから見に来たが…テティス、お前と同じくらいのガキ達じゃないか」
「酷いや、アトラス。君だってそう変わらないじゃないか」
失礼な言葉にテティスは溜め息を吐いたが、グレイとアッシュは突然現れた二人にそれどころではない。
「な…何だ、お前達は!?」
「…ロックオン!」
「ロックオン!」
火柱が発生し、氷が出現したかと思えばアトラスとテ
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