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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga6-D遭遇〜Huckebein 3〜
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の力を貸してもらうわよ」

「「了解!」」「おう!」「ええ!」

カレンの言葉にメンバーは頷いた。そうして始まるヴェイロン、サイファー、ドゥビルの救出作戦。ヴェイロンとサイファーはルシリオンの磔刑術式ザドキエルに拘束され、腹と両手首と両足首に魔力槍を穿たれて行動不能で、ドゥビルはまだ捕まってはいないが多勢に無勢という状況で、いつ倒れてもおかしくないほどのダメージを負い続けている。

「おぉぉぉらぁぁぁぁぁぁ!!!」

まずは“フッケバイン”より飛び降りたアルナージが、リアクトを行った“ディバイダー718”による空からの爆撃。彼女の“ディバイダー”は二挺一対のガングリップナイフ型で、“リアクター”とは同一化している。リアクトした“ディバイダー”はその都度グリップ下部にいろいろな銃火器を接続でき、今は両方とも六連装の筒型ミサイルランチャーが接続されている。

「お前ら! ヴェイ兄とサイ姉とビル兄に何してんだぁぁぁぁぁ!!」

アルナージが両方のトリガーを引くとミサイルが一斉に発射されて、イリス達へ目掛けて飛んでいく。それを確認した彼女は「次ぃ!」と、ミサイルランチャーを解除すると二連装のガトリングガンを接続した。

――凍て砕け汝の氷槍(コード・サルツィエル)――

ルシリオンの放った冷気砲3発によって計12発のミサイルが凍結。宙で粉々になった自慢のミサイルにアルナージは「くそっ!」と悪態を吐きながらもトリガーを引いて、無数の弾丸を撃ち放つ。

――ハルトリーゲル・シルト――

その弾幕にはイリスが防御を担当し、四重の六角形シールドが展開されて弾幕を防御する。その様子に「マジかよ、ちくしょう!」と苛立つが、囮としては十分な動きをしているからと冷静を努める。

「姉貴、みんな、任せるぜ!」

ドゥビルは拘束されたヴェイロンとサイファーを救出しようと試みているが、ミヤビとルシリオンの連携で近付くこともままならずボロボロにされ続けている。そんな様子を見るアルナージは別動隊のカレン達が動くのを待った。


カレン達は、アルナージの空からの奇襲を合図に行動を開始した。

「ディバイダー964ハーム・リアクテッド」

ライカンは左手に持つ十字杭の形をした“リアクター”を右手の平に突き刺した。そして起こるエネルギーの奔流。それが治まると、彼の両手にはL96A1をベースにした、銃身が上下二連、スコープの代わりにギザギザした刃が付けられたスナイパーライフルが握られていた。

「ディバイダー957カイエン・リアクテッドぉ!!」

弟のカイロンは兄ライカンとは逆で、右手に持つ十字杭の“リアクター”を左手の平に突き刺した。リアクトした彼の両手にはコルト・パイソンをベースに、銃身先端からグリップ下部へと繋がる刃のある
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