第86話
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NIGMAに気づくと驚き、アルフィンは真剣な表情で声を上げ
「……お兄様!」
「ああ……間違いなくアリサ達だな……!」
セレーネに声をかけられたリィンは苦笑していた。
〜???〜
「……どうして……僕は……呑み込まれて取り返しのつかないことを……僕に……もっと力があればこんなことには……」
自身の深層の中で―――――は自分の過去の行動を後悔していた。
「だから君は責任感が強すぎるんだよ……」
その時オリヴァルト皇子の幻影が現れて―――に語りかけた後幻影は消えると同時に小さな光を――――の前にある何かへと向かい、微かな光を灯した。
「あの時と今のあなたの立場は、本来は自分だったんです……」
オリヴァルト皇子の幻影に入れ替わるようにリィンの幻影が現れて―――に語り掛けた後オリヴァルト皇子の幻影のように消えると同時に微かな光を――――の前にある何かに宿り、微かな光を僅かに強めた。
「貴方を呑み込んでいる負の想念は”呪い”―――――エレボニアを蝕み続けたものです。」
「実際に貴方がしてしまった事は取り返しのつかない事ではあるけど……」
「貴方は決して一人ではありません、殿下……!」
リィンの幻影が消えるとミュラー、アルフィン、オリエの幻影が次々に現れて―――に語りかけた後それぞれの光を――――の前にある何かに灯し
「取り戻してください!まずは貴方の名前と意志を!貴方ならきっと取り戻せるはずです!」
更にクルトの幻影が現れて―――に語りかけた後消えると同時に光を――――の何かに灯した。そしてZ組の面々も次々と現れて――――――に語りかけてそれぞれの光を――――――の前にある何かに灯した。
「そうだ……そうだった……僕はこんなにも多くの人に……想われ…………そうか……あれから……1週間以上も……」
何かの光が強まった事で自我を取り戻した――――は自身の状況をようやく把握した。
「あはは、リィン程じゃないけど、寝坊しちゃったみたいだね。」
「……ッ………ぁぁ……………」
するとその時少女の声が聞こえ、自身にとって聞き覚えのある声を聞いた――――が辛そうな表情を浮かべると、何とミリアムの幻影が現れた!
「ミリアム……さん………」
「ニシシ、また会えて何よりだよ。まあ、ボクの方は残留思念みたいなものだけど。テスタロッサも思考フレームのコアがロストしちゃったけど……それでも皇太子殿下の力になりたいって伝えてくれって言われたんだ。あ、当然ボクも使いこなしてよね!聖獣には気の毒だったけどきっとみんなの力になるから!」
そして自身とテスタロッサの意思を伝えたミリアムの幻影が消えると光が―――の前にある何かに灯り、何かは強い光を放ち始めた。
「……ミリアムさん……テスタロッサも……ありがとう……」
―――
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