第86話
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込まれた――――――は圧倒的な数の差があるオリヴァルト皇子達相手に互角に戦う程手強かったが、オリヴァルト皇子達は協力して――――を疲弊させた。
「ぐうっ……うぁあっ………ボクは……僕のナマエは……」
オリヴァルト皇子達との戦争による疲弊の影響で――――はほんの僅かな意識を取り戻しかけようとしていた。
「セドリック…………!」
「何とかこのまま取り戻せれば―――――」
アリサ達が―――との激闘で疲弊を見せている中――――の異変に気づいたオリヴァルト皇子は驚き、ミュラーは真剣な表情で声を上げた。
「……ミリアムさん………兄上……皆さん……僕は……いったいなんてことを……」
「あ………」
更に意識を取り戻しかけようとしている――――の様子を見たトワが呆けた声を出したその時、―――の周囲に更に凄まじい瘴気が発生した。
「チィ……ッ!」
「アアアアアアアアアアッ……!」
それを見たアッシュが舌打ちをしている中、――――は咆哮を上げた。
「殿下……セドリック皇太子殿下……ッ!」
「くっ、どうすれば――――――」
―――――の様子を見たユーシスが悲痛そうな表情で声を上げ、ガイウスが唇を噛み締めたその時それぞれのENIGMAが光を放ち始め、ENIGMAの異変に気づいたオリヴァルト皇子達はそれぞれ自分達のENIGMAを取り出して開いた。
「こ、これって……!?」
「ENIGMA・R(リメイク)――――まさか!」
「ヴァリマールや機甲兵での戦いで皆が繋がった時のような……!」
それぞれのENIGMAの様子に心当たりがあるアリサとエマ、マキアスはそれぞれ驚きの声を上げると――――のARCUS(アークス)も光を放ち始めてオリヴァルト皇子達のENIGMAと同時に光を放ち始めた。
「グウッ……アアアアア………」
「繋げなさい――――――全員を!皇太子はある理由で”心のカケラ”を失ってる状態よ!アンタたちにリィン達、それ以外にも縁がある人間全員―――語りかけてやれば取り戻せる筈よ!」
自身のARCUSに異変に気づいた―――が唸り声を上げている中セリーヌがオリヴァルト皇子達に助言をした。
「了解……!」
「この期に及んでオカルトとは気に喰わねぇが!」
「我らのENIGMA・Rを起点に工房内にいるリィンや皇女殿下達にも――――――!」
そしてセリーヌの助言に返事をしたフィー、アッシュ、ラウラはそれぞれ仲間達と共にリンクを繋げ始めた。するとオリヴァルト皇子達と―――を中心に凄まじい光が放ち始めた。
〜Aルート〜
「これは……」
「感じますわ……セドリックを……!」
一方その頃、全ての作業を終えて先行したアリサ達やロイド達との合流の為にリィン達と共に進軍をしていたクルトは光を放ち始めている自身のE
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