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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第86話
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「………なるほど。リィンさん達の話にあった通り、確かにフォルデ先輩と似ている方ですね。」
「そうか〜?戦いが楽になるんだったら、誰でもそっちの方がいいと思うぜ〜?」
クロウの言葉を聞いたリィンは苦笑しながら答え、二人の会話を聞いて静かな口調で呟いたステラの言葉を聞いたフォルデは首を傾げながら答えた。

「ふふっ、”八葉一刀流”を修めている兄妹のリィン君とエリゼちゃんと一緒に戦う事になるなんて、不思議な縁だね、エリゼちゃん!」
「ええ………今回の戦いに限っては、同門の弟子同士として、よろしくお願いします……!」
アネラスに微笑まれたエリゼは苦笑した後微笑みを浮かべて答え
「フッ、この戦いを終えて無事に帰還したら、トワにティータ君、ティオ君、そしてレン皇女殿下とも一緒に可愛がらせてくれたまえよ、アルティナ君♪」
「……言動からしてどう考えても不埒な事になると思われますので、この作戦を終えたら絶対に貴女には近寄りません。」
「――――――」
「ったく、敵の本拠地で敵の幹部勢揃いの状況でもブレないとか、ホント突き抜けたパイセンだぜ。」
口元に笑みを浮かべたアンゼリカの言葉に対してアルティナはジト目で答え、クラウ=ソラスは謎の機械音を出し、その様子を見ていたアッシュは苦笑していた。

「えっと……皇太子殿下まで戦われるのですか……?」
「その……大丈夫なのでしょうか?特に今から戦おうとしている相手は皇太子殿下が尊敬されていた……」
一方セレーネはセドリックも戦う事に困惑し、エリスはセドリックに心配した表情で声をかけ
「お気遣い、ありがとうございます。ですがこれは僕の”ケジメ”でもあるんです。兄上のように宰相閣下――――――いえ、”宰相”のやり方に疑問を抱かずに信じ続けた結果エレボニアを今の状況に陥らせたアルノール皇家の皇太子としての責任を取る為にも………!」
「セドリック…………少し見ない内にたくましくなったわね。」
「ふふっ、さすがは双子だけあって、転んでもただでは起きない所はまさに姫様とそっくりですわね♪」
「幾ら何でもその発言は皇太子殿下に対して不敬だと思うんだが………ヴァンダールの剣士として……そして貴方の”友”として、こうして一緒に戦える事を嬉しく思う―――”セドリック”!」
二人の心配に対して答えたセドリックが見せた覚悟を見たアルフィンは目を丸くした後微笑み、静かな笑みを浮かべて答えたミュゼの言葉に呆れた表情で指摘したクルトは真剣な表情でヴァンダール家の役目が解かれる前まで呼んでいたセドリックに対する呼び方でセドリックの名を呼び
「クルト………ハハ、僕も君と肩を並べて戦える事を嬉しく思うよ。」
クルトの言葉を聞いたセドリックは目を丸くした後口元に笑みを浮かべた。

「フフ………それでは見せてもらおうか
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