第86話
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状態みてぇだがな……”呪い”に蝕まれた状態……たしか”贄”だったか?」
真剣な表情で声をかけたアンゼリカに対して何も反応しない―――――の様子に戸惑っているトワにエマとセリーヌは説明し、アッシュは目を細めて――――を見つめた。
「ええっ!?」
「確かにヒューゴ達の時より、もっと濃い色だね。」
「エレボニアを蝕み続けるという”巨イナル一”の呪い……」
「話には聞いていたが、まさかあんなヤバいものとはな……」
「フウ……こういう時、師匠がいればどれだけ心強かった事やら。」
「まあペテレーネさんは”闇陣営”の女神の一柱に”神格者”にしてもらった人ですから、ああいった状況を何とかする手段を持っていそうですよねぇ。」
アッシュの言葉を聞いたエリオットは驚き、フィーとガイウス、アガットは真剣な表情で――――――を見つめ、シェラザードとアネラスはそれぞれペテレーネを思い浮かべた。
「ホロボセ……スベテヲ……アイツラヲ塵にして……スベテヲトリモドスタメニ……」
一方――――が呟い手を掲げて全身に纏う瘴気を強くするとテスタロッサと根源たる虚無の剣が妖しげな紅い光を放ち始めた。
「目を覚ますんだ――――――セドリック!!」
するとその時オリヴァルト皇子は声を上げて銃を構えた。
「そんな風に自分だけで全てを背負うのは止めてくれ!私やアルフィン、継母上に父上、そしてクルトやZ組のみんなの気持ちも少しはわかってやってくれ!」
「……………邪魔ヲ……スルツモリカ……?」
オリヴァルト皇子の呼びかけを聞いた――――――は振り向いてオリヴァルト皇子達を睨んだ。
「――――――恐れながら。今の貴方は貴方らしくありません。クルトもこの場にいれば、間違いなく命をかけてでも貴方をお止めするでしょう。」
―――――の言葉に対して答えたミュラーは自身の得物である大剣を構えた。
「ヴァンダールの剣は守護にして破邪顕正の剣……弟に代わり、必ずや貴方をお止めし、そして救わせて頂きます……!」
「どうか全力でセドリックを止めてあげてくれ、みんな……っ!」
ミュラーが宣言するとオリヴァルト皇子はアリサ達に号令をかけ
「仰せのままに(イエス)、我が主!!」
オリヴァルト皇子の号令にアリサ達は力強い答えを返し
「ふふっ、”嵐の銀閃”の力、見せてあげるわ、皇太子殿下!」
「遊撃士協会所属B級正遊撃士にして”八葉一刀流”奥伝アネラス・エルフィード……道と義に従い、全身全霊を持って挑ませてもらうよ……っ!」
「へっ、俺の”重剣”、受け止められるものなら受けてみやがれ!!」
シェラザード、アネラス、アガットもそれぞれ戦意を高めてオリヴァルト皇子と共に――――――との戦闘を開始した!
”呪い”に呑み
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