第五十話 ライブメタル・モデルV
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前のようなハンターの小娘か…失敗作も含め、お前達のような者達がモデルAの適合者とはな。我が名はヘリオス。風のロックマン・モデルH」
「コードネーム・シャルナク。闇ノロックマン・モデルP」
二人はかつてヴァンに挑んで敗北したロックマンのうちの二人だった。
モデルHのロックマンであるヘリオスとモデルPのロックマンであるシャルナクはかつてとは比較にならない程の力を身につけてこのゲームに戻ってきたのだ。
「モデルHにモデルP…こいつらがプロメテの言っていたロックマンか!」
「作戦時間超過、モデルVヲ回収スル」
モデルVの元へ向かおうとするヘリオスとシャルナクだが、グレイとアッシュが呼び止める。
「ま、待て!逃げる気か!」
「敵を目の前にして逃げちゃうわけ?」
「愚かなる間違い…我らが逃げるのではない、お前達を見逃してやると言っているのだ。今はモデルVの育成が最優先…お前達などいつでも消せる。今の我らの目的は王となる前にロックマン・モデルO…忌々しいあの男を葬ることだ。お前達に無駄な時間など使えん」
「現在ノ優先目的ハ、ライブメタル・モデルVノ育成ト回収。ロックマン・モデルAトノ戦闘ハ作戦行動ニ含マレナイ」
「へっ!眼中にないってか!」
全く相手にしようとしないヘリオスとシャルナクにモデルAが叫ぶ。
「正確なる認識…お前達如き、いつでも始末出来る。次に会う時まで、精々ロックマンとして腕を磨くがいい」
傲慢な発言だが、言葉だけではない。
ヘリオス達は過去の痛い経験もあって言葉に見合うだけの力を手にしているのだ。
「作戦時間、超過増大…迅速ナ行動ヲ要求スル。モデルV、覚醒レベル2。イレギュラー生成マデ5717秒ト推定」
モデルVがイレギュラーを生み出すと言うシャルナクの言葉にアッシュが食いついた。
「ちょっと…!?イレギュラーの発生はモデルVのせいなの!?」
それを聞いたヘリオスが呆れたように口を開いた。
モデルVがイレギュラーを生み出すと言うのは疑似ロックマンであるフォルスロイドを含めてロックマンならば誰でも知っていることだからだ。
「果てしなき無知…そんな事も知らないとは、やはりお前達にロックマンは務まらん。その命、預けておこう。次に会う時が、お前達の最期だ」
二人はモデルVを回収し、転送の光に包まれてこの場を去り、そしてモデルVが無くなった瞬間にアルバートからの通信が入った。
『やっと通信が繋がったよ。そっちは無事かい?こちらでもタワーのセキュリティ解除を確認した。これで先のエリアへ進む事が出来るはずだ』
セキュリティが解除されたことを知ったアッシュとグレイは奥のシャッターを抉じ開けて床にトゲが敷き詰められた場所に出るが、ロ
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