第四十九話 深緑のタワー
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、ディアバーンに変身すると飛び蹴りをお見舞いした。
「ぬああああっ!?こ、これがモデルAの能力…しかし、小娘!私と少年が一つとなる瞬間を妨害するとは…っ!その罪、死を以て購え!!」
電気エネルギーをチャージして強烈な電撃を発射してくるローズパーク。
アッシュは咄嗟に屈んでかわすと、モデルAが話し掛けてくる。
「おい、アッシュ!!」
「何よモデルA!?戦闘中に話しかけないで!!」
「あいつはどうやら電気属性のようだ。電気属性の敵には氷属性の攻撃が良く効くぜ。何か氷属性の武器はないのか?」
「そんな武器、都合良くないわよ!……あ、でも……」
「アッシュ!どうしたんだ?」
ローズパークの攻撃をかわしながらアッシュに尋ねるグレイ。
「確か、良い物が……グレイ、少しだけ時間稼いで!!」
「分かった!!」
「何をするつもりかは知らないが、これで終わりだ小娘!!」
アッシュに向けてトゲを発射するローズパークだが、グレイが間に入って防御する。
「アッシュはやらせない!!」
「お…おお…少年…美しい…そのような小娘を守ろうとするとは、何と美しい心の持ち主なのだ!そんな君と私は…一つとなりたい!!」
グレイに襲い掛かるローズパーク。
それをかわしてグレイはチャージバスターを当てて少しでもダメージを稼ぐ。
「アッシュ急げよ!このままじゃグレイが!」
「あーもう!うるさいわね!………あったわ!!」
鞄から取り出したのは複数の手榴弾。
「グレイ、そいつから離れなさい!!」
安全ピンを外してローズパークに手榴弾を投擲する。
「忌々しい小娘め…そのような物が私に効くわけがないだろう!!」
蔓で手榴弾を弾こうとするが、手榴弾が爆発を起こして周囲の気温が冷気によって一気に冷えた。
「え…?冷たい?」
「あれは液体窒素が入った爆弾なのよ。ローズパークは電気属性だから…」
冷気による煙が消えるとローズパークは完全に凍結しており、身動き出来ないでいる。
「氷付けになってる!!」
「電気属性は冷気に弱いらしいからね。足止めくらいであまり使えないなーって思ってたけど役に立ったわ。それじゃあとどめよ!!」
アッシュとグレイが二丁のレーザーとバスターを構え、ホーミングショットからのリフレクトレーザーとチャージバスターを命中させて跡形もなく粉砕した。
そして残骸からローズパークのデータが飛び出し、モデルAがコピーしようとするが…。
「ねえ、モデルA…あんたそいつをコピーするの?」
「ん?ああ、勿論だ。こいつおかしな奴だけど強力な奴だからな」
「………こいつ、グレイに手を出そうとした変態よ?」
「………
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