第四十九話 深緑のタワー
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「扉にロックが掛かってる…やられたわね…」
「攻撃で吹き飛ばせないかな?」
「止めた方が良いわ。このタワー…結構古いから、破壊の衝撃で崩れるかもしれないし」
途方に暮れる二人にアルバートからの通信が入る。
『こちら、アルバート!大丈夫か!?アッシュ君!グレイ君!その古いタワーは、付近の環境を調べるために建てられた物なんだ。イレギュラー用にセキュリティが強化されているのだけど、何か異常があったみたいだな。タワーの天辺にセキュリティを管理するコンピュータがあるはずだ。そこまで行って、ロックを解除するしかない。気をつけてくれ、アッシュ君、グレイ君』
「こんなタイミングで異常……イレギュラーが原因としか思えないわ…あの蔦を登って上に行けそうね」
突如伸びてきた蔦の足場に飛び移り、アッシュは上を目指して駆け出し、グレイもアッシュを追い掛けた。
「天辺に管理コンピュータがあるんだっけ?」
「ええ、だから急いでロックを解除しましょ」
蔦を伝って上へと登っていき、現在行ける場所まで行くとシャッターを発見して潜り抜ける。
すると壁にトゲが敷き詰められている場所に出た。
次の瞬間に上から大型の蜘蛛型のメカニロイドが出現する。
「でかい!」
「こいつとは戦ったことがあるわ!グレイ、こいつの弱点は頭部よ!集中的に狙って!!」
「分かった!!」
アッシュの指示通りにグレイはバスターショットを向け、アッシュもレーザーショットを向けてショットを頭部に集中攻撃する。
メカニロイドも小型の蜘蛛メカニロイドを出し、ドリルで反撃するも二人掛かりの攻撃に耐えられるはずもなく爆散した。
破壊されたメカニロイドは防衛機能の一つだったのか、壁の一部が吹き飛んでシャッターが露になる。
「ラッキー!このまま奥に行けそうね」
シャッターを潜り抜けて奥に進むと外の景色が見える。
気付かないうちにかなりの高さまで登っていたようだ。
「もう、ここまで登ってたんだ…」
「ロックマンのスピードって便利ねー。普通ならどれくらいの時間がかかるのか…想像したくもないわ…一応言っとくけど、落ちないでよグレイ」
「分かってるよ」
壁蹴りを駆使して上に向かうための入り口を探し、建物内部に入れそうな穴を発見したのでそこから再び内部に戻る。
襲い掛かるイレギュラーを返り討ちしながらアッシュとグレイはダッシュと壁蹴りを駆使して天辺まで向かうと、シャッターを発見する。
「ここに管理コンピュータがあるのね」
「…?アッシュ、中で声がする」
「イレギュラーかしら…?」
シャッターを抉じ開けると、そこには傷だらけの違法ハンターらしき男と…球根のようなレプリロイドがい
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