第85話
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を顕現させた後”力”を発動した。
「今のは一体………―――これは……!?」
「どういう事!?どのアーツも消費EPが倍になっているわ……!?」
レクター少佐が発動させた”力”を不思議に思ったオリヴァルト皇子だったがすぐに気を取り直してアーツを発動させようとしたが、アーツに必要なEPが通常の倍に増えている事に気づくと驚き、オリヴァルト皇子同様ENIGMAの異変に気づいたサラは困惑の表情で声を上げた。
「”星杯”の時にも使ってきた”力”だ!」
「アーツもそうですけど、クラフトの消費も通常の倍になりますけど、効果時間はそれ程長く続きません!」
一方レクター少佐が使った”力”に見覚えがあったユーシスとエリオットは二人に説明し
「恐らくだがギリアスを通して”黄昏”を利用した”力”の類だ!最もクロスベルの時も使ってきたが、エヴリーヌは全く気にせずガンガンクラフトや魔術を使っていたけどな。」
「エヴリーヌ君の場合は莫大な魔力や闘気をその身に秘める”魔神”である彼女にとっては、魔力や闘気の消費量が増えた所で何の支障にもならなかったからだろうな。」
「へっ、厄介な力だが異世界の連中と比べれば大した事はねぇな。――――――うぉぉぉぉぉぉ………だぁぁぁぁぁっ!!」
苦笑しながら答えたクロウの補足説明を聞いたミュラーは苦笑し、アガットは不敵な笑みを浮かべた後体力を消費する代わりに莫大な闘気と攻撃力を得る戦士の咆哮――――――バッファローレイジを発動した。
「ジョルジュを左右から挟み込むぞ、ユーシス!」
「いいだろう!」
「オレ達は少佐だ、アッシュ!」
「へっ、任せとけや!」
そして反撃を開始したクロウとユーシス、ガイウスとアッシュはそれぞれ左右に分かれてそれぞれゲオルグとレクター少佐に左右から同時に攻撃した。
「ナグルファル!」
「――――――」
「っとぉ!」
それぞれの左右からの同時攻撃に対してゲオルグはナグルファルに結界を展開させて防ぎ、レクター少佐は軽やかに回避した。
「吹き飛べ!」
「――――――」
「ガッ!?」
「ぐっ!?」
続けてナグルファルはゲオルグの指示によって回転して周囲の敵を吹き飛ばすクラフト―――ブロウアームで反撃して二人を吹き飛ばし
「アークス駆動――――――ゴルトスフィア!!」
「ッ!?」
「チィッ!?」
レクター少佐は上位アーツを僅かな駆動時間で発動させてガイウスとアッシュにダメージを与えた。
「エニグマ駆動――――――出でよ、氷の鉄槌――――――アイスハンマー!!」
「エニグマ駆動――――――ふっ、かの”剣帝”の得意技を受けるといい――――――シルバーソーン!!」
「ガッ!?」
「うおっ!?」
そこにレクター少佐が発動した”力”の効果時間が終えるのを待ってアーツを発
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