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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
デートと王妃と元職員
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び散った
「一体な」
前に出ていたリーダーは無事だったが、振り返りガラスの馬を見てしまうという隙を晒し、そこを容赦なく広海さんに蹴り飛ばされた。
「ありがとう、マリー。」
「あなたの妻よ。当然ですもの。」
先程やってきた硝子の馬は言うまでもない。
マリーの宝具である『
百合の王冠に栄光あれ
(
ギロチンブレイカー
)
』だ。
硝子の馬はマリーの元までやってくると頭を下げ、主は優しくその馬の頭を撫でた。
「さて…。」
蹴飛ばされ、銃を落として丸腰となった倒れている職員に広海さんは駆け寄る。
「言え、何を"探していた"?」
手には宝石。
おそらく武器なのだろう。
「ああ、話すよ。俺達は逃げ出した元職員を追ってるのさ。」
「元…職員?」
「そうとも。」
へらへらと笑いながら、男は話を続ける、
「サーヴァントが召喚できたからって勝手に逃げ出したからな。それにそいつは元幹部。色々と重大な情報を持ってる奴をそう簡単に逃がすわけにはいかねぇわけだ。」
逃亡した元幹部クラスの職員。
それが逃げ出し、重要機密を漏らさないよう"代表"から始末を言い渡された。
それが、彼の説明である。
「なぁ、あんた。」
「…なんだ。」
「こんなピンチで、どうして俺がへらへらしていられると思う?どうしてこんな簡単に情報をべらべら喋ると思う?」
「…まさか!」
この時、嫌な予感がした。
だがそれは感じとるには既に少し遅かったのだ。
「成果もなしに帰ったところで"代表"に殺されんだ!!だったらお前と死んだ方がマシなんだよ!!!!」
手にはいつの間にか何かのスイッチ。
満面の笑みで彼はそれを広海さんに見せつけた。
「待て!早ま」
「葛城財団!!バンザァーーーイ!!!!」
押されるスイッチ。
次の瞬間、閃光と轟音が鳴り響く。
爆発。
そう、その職員は元から装備されていた自決用の爆弾を使い、周りの気絶していた隊員をも巻き込んで自爆したのだ。
そして…
「あなた、大丈夫?」
「…危なかった。ありがとうマリー。」
マリーと広海さんは無事だった。
爆発する寸前、マリーは硝子の馬を走らせギリギリのところで広海さんを救出、
そのまま高く飛び上がり、近くの建物の屋上の屋根に着地したのだ。
「葛城財団…部下に自決を強要させるなんて…。」
「敵とはいえ酷すぎるわ…。」
さっきまで自分達がいた場所を見下ろす。
地面は爆発でえぐれ、周囲の建物にも被害が及んでいる。
「ともかくあの二人が心配だ、葛城財団がまだうろついているかもしれない。」
アンデルセン探しは中断し、二人はとりあえず合流することにした。
だが、
「その…あなた…?」
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