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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
デートと王妃と元職員
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に乗せられたソフトクリームをいただく。
マリーからもらったソフトクリームに舌鼓を打ち、余韻に浸りかけたがその時、
「…マリー。」
広海さんはあるものに気付いた。
その表情はさっきまでイチャイチャしていた時のものではなく、真面目な表情へと変わっていた。
「どうしたの?」
「奴等だ…よく分からないけど嫌な予感がする。」
建物の陰から僅かに人が見えたのを広海さんは見逃さなかった。
白い服装。そして手には黒光りするものが見えた。
おそらく、葛城財団。
「ここにもいるのね…。」
「うん。多分何かを探してるか追いかけてるかだ。」
仲良くソフトクリームを食べさせあいっこしていたが立ち上がり、自分のものをマリーにあずける。
「あなた…?」
「アンデルセンを探さなきゃだけどあいつらも野放しにしとくわけにはいかない。」
そう、先程言った葛城財団が何かを追いかけているにしても探しているにしも、
それはどちらにしろ"逃げている者"がいるということだ。
「行こう、マリー。」
「ええ、」
「大丈夫。アイスが溶ける前に終わらせる。」
そういい、二人は走って奴等が見えた路地裏へと駆けていく、
「何をしている!!」
角をまがるとそこには葛城財団の職員が複数人おり、やはり皆手に銃を持っていた。
「なんだ貴様…ほう、サーヴァント持ちか。」
広海さんが叫ぶと一同が振り返る。
そして隣にいるマリーに気付き、奴等全員がにんまりと笑う
「悪いね、どこの誰かは知らないマスターさん。これも仕事でな。」
彼らはターゲットを変えたのだ。
探しているであろう何かから、サーヴァントである"マリー"へと…。
「…っ!」
マリーを自分の後ろに匿い、じりじりと近寄ってくる葛城財団の奴等を睨む。
「なぁ、あいつはいいのか?」
「満身創痍だしそう遠くには行けないさ。ともかく今は"こっち"だ。あのマリー・アントワネット様となれば"代表"もさぞお喜びになるだろうよ。そうすりゃ俺達は…へへへ。」
下卑た笑いを浮かべながら、彼らのリーダーらしき男がゆっくりと銃をかまえる。
「そんじゃあ悪いなマスターさん。恨むんなら余計なコトに首突っ込んだ自分自身を恨みな!!」
引き金に指をかけ、手始めに広海さんを蜂の巣にしてやろうとしたその時である。
「!?」
どこからともなく、馬の嘶きが聞こえた。
そして
「おわぁっ!?」
彼らのたっている場所の中心に、馬が降り立ったのだ。
ただの馬ではない。全身が透明の、まるで硝子でできたかのような水晶の馬。
そして降り立つと同時に地面から現れたのは硝子の結晶。
それらは財団職員を蹴散らし、割れた破片は輝きながら周囲に飛
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