第四十八話 レギオンズ三賢人
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スケベメタルーーーッ!!!」
怒りが最高潮に達したアッシュの鉄拳がモデルAに叩き付けられた。
「ぎゃあーーーーっ!!!」
本日最大の轟音が響き渡り、モデルAは部屋の壁に埋まり、それを見ていたグレイは顔を真っ青にした。
『…話を戻そう、ライブメタルには我々も知らないような技術やデータが記録されている。君達をロックマンに変身させている技術、R.O.C.K.システムや…』
『数百年の時で失われた…或いは意図的に葬られた歴史の真実の姿とかな。もしかしたらそこのスケベメタルにも記録されておるかもしれんしな』
『止めろ、ミハイル…とにかく、私達はライブメタルを調べる義務がある。その技術やデータを悪用されないためにね。アッシュ君、グレイ君。頼めるかい?』
三賢人からの頼みにアッシュとグレイは互いを見遣る。
「…レギオンズまで行けば僕やモデルAの事を教えてくれるんだな?」
「良いわよ、面白くなってきたわ。勿論、賞金は弾むんでしょうね?アタシはタダ働きはごめんだわ」
『ああ、考えておこう。君達が来るまでには調べ終えておくので、まずは飛行艇の墜落現場を目指してくれ。だが道中は危険が多いだろう。ハンター達に話を聞くといい、これは前金だ。君のアカウントに振り込んでおくからこれで必要な物を揃えるといい』
そう言ってモニターから三賢人が消え、アッシュは早速自身のアカウントを確認する。
「どれどれ………あーーーっ!?」
「ど、どうしたんだアッシュ!?」
アカウントを確認していきなり大声を出したアッシュにグレイは驚く。
「ひゃ、ひゃ、百万ゼニーが振り込まれてる!前金!?これが前金!?こんなドスケベメタルを届ける仕事で!?」
「誰がドスケベメタルだ!!」
「百万…って、そんなに凄いのか?」
「凄いも何も…これで必要な物を全て揃えても余裕があるわ!よーし!まずは腹ごしらえよーっ!!」
アッシュはグレイを引っ張って腹ごしらえのためにハンターキャンプの食堂に向かう。
「おーい!オイラを忘れないでくれよーっ!」
壁に埋まったモデルAを放置して。
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