第四十八話 レギオンズ三賢人
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何者か分かるだろう。』
「へえ、良かったじゃないグレイ。少しはあんたのこと分かるかもよ」
「う、うん…」
『君達に改めて頼みたいことがある。そこで待っていると言うのも辛いだろう。君達にハンターとして我々のミッションを受けてもらいたい』
『お前さん達二人で、ライブメタルをレギオンズの本部まで持ってきてもらいたいのじゃ。どうやらイレギュラー共もそのライブメタルを狙っているようなんじゃ、大人数だと見つかりやすいのでな。仮にもロックマンなんじゃから腕は立つのじゃろう?』
ミハイルが何かを弄るような仕草をすると、アッシュとグレイの元に一枚のカードキーが送られてきた。
「このカードキーは?」
アッシュが送られたカードキーを手に取ると、アルバートが説明してくれた。
『レギオンズ本部へ向かう列車は壊れてしまったそうだね。そのカードキーで、ロックされている扉の奥にある新たなエリアへ行けるようになるはずだ。実は君達のいるキャンプからそう遠くないエリアに、違法ハンターの飛行艇が墜落している。その飛行艇からなら列車の修理に必要なパーツを確保出来るだろう』
「その違法ハンターの飛行艇ってアタシがモデルAを取り戻した連中の物よね。なら、大丈夫そうだわ。侵入した時にチラリと見たけど結構、良いパーツ使ってそうだったし」
プロメテのせいで酷い目に遭ったものの、結果的に列車の修理に使えそうだから良かった…のだろうか?
「アッシュ、違法ハンターって何なんだ?前から気になってたんだけど」
「ん?違法ハンターってのはハンターギルドに正式登録していないハンターのことよ。お宝…ロストテクノロジーの盗掘や、違法な物品の売買、他にも問題事を起こしてる困った連中なの…まあ、一言で言うなら“悪い奴”ね」
「なるほどー、違法ハンターってのはアッシュみたいな乱暴者ってわけだな。痛ぇ!?」
失礼な発言をするモデルAにアッシュの鉄拳が飛ぶ。
「アタシと違法ハンターを一緒にするんじゃないわよ!アタシのどこが乱暴者なのよ!?」
「そ、そうやってすぐに手を出すからじゃんか…それで乱暴者じゃなかったら何なんだよ…はうっ!?」
「お黙り!」
二発目の拳骨。
勢い良く床に叩き付けられたモデルAは怒りマークを浮かせながら浮上した。
「あーーーっ!もう怒ったぞ!喰らえアッシュ!!」
怒ったモデルAがアッシュに体当たりする。
突然のことにアッシュは反応出来ずに喰らってしまうが当たった場所が悪かった。
「あ」
「…あれ、何か柔らかい…」
「この…この…っ」
こめかみに青筋を浮かべて拳を震わせるアッシュ。
モデルAが体当たりした場所は不運にもアッシュの胸だったのだ。
「このド
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