第二百四十九話
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第二百四十九話 沢山飲むと
梨花は牛乳を多く飲む様にした、学校でも飲んで家でも飲んだ。クラウンの七人で遊んでいる時もそうした。
この時クラウンの七人は梨花の家でブルーレイの映画を皆で観て楽しんでいた、お菓子も飲みものも出ていたが。
梨花はチョコレート菓子を食べつつ牛乳を飲んでいた、するとカルピスを飲んでいた華奈子に言われた。
「梨花ちゃん背高くしたいの?」
「あっ、牛乳飲んでるから」
華奈子が何故今そう言ったのか、梨花はすぐに察して応えた。
「だからなのね」
「そう思ったけれど」
「私は胸だと思ったわ」
美奈子が言うのはこちらだった。
「牛乳を飲んだら大きくなるっていうし」
「そうも言うわね」
「それでどうなの?」
華奈子は梨花に尋ねた。
「それで」
「どっちでもないの」
梨花は華奈子に答えた。
「実は」
「っていうと」
「牛乳はお肌にいいっていうから」
「だからなの」
「それで飲んでるの」
こう美奈子に話した。
「今はね」
「そうだったのね」
「そう、背とか胸のことじゃないの」
「お肌だったのね」
「けれど確かにね」
実際にとだ、梨花は話した。
「牛乳飲んでるとね」
「背が高くなるっていうでしょ」
「胸もね」
美奈子はまたこちらの話を出した。
「言うわね」
「ええ、少なくとも身体にはいいわね」
「牛乳はね」
「そうよね、それでお肌にもいいっていうから」
梨花は美奈子に応えて述べた。
「それでなの」
「今は飲んでるのね」
「そうなの、まあお肌が奇麗になって」
それでとだ、梨花はさらに話した。
「私別に背とか胸は考えてないけれど健康になるなら」
「いいのね」
「それならね」
美奈子に笑顔で答えた、そしてだった。
また牛乳を飲んだ、ジュースではなくそちらを飲んでそのうえで肌を奇麗にしようと努めるのだった。
第二百四十九話 完
2020・3・27
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