第四十六話 コンテナの輸送
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たのはプロメテとパンドラだった。
それを認識した二人はライブメタルの入ったコンテナを守るように立ちはだかる。
「…プロメテ!あんた生きてたのね…ヴァンはどうしたの!?」
「…見つけた…ロックマンの…失敗作…それに…ライブメタル…モデルAの…コンテナ…」
「ふん、俺は簡単には死なん。あいつも同じように生きてるだろうよ…それにしてもまさかあいつの知り合いだったとはな」
「…ロックマン…モデルOの…関係者?」
「ふん、それはどうでもいいことだ。どうせここで死ぬ…それにしてもパンドラ、こんなガキ一人処分出来てないのか」
「ごめん…プロメテ」
パンドラの謝罪にプロメテは大鎌を構えながらアッシュとグレイを見つめる。
「まあいい、さっさとこいつらを始末してライブメタルを取り返すか」
「そうはさせないわよ!アタシのハンター人生に懸けて、こいつは渡さない!グレイ、こいつらはアタシが食い止めるからあんたはライブメタルを持って逃げるのよ!!」
「そんな、アッシュ!」
レーザーショットを抜いてプロメテとパンドラを攻撃するが、二人からすれば蚊に刺された程度でしかない。
「せやあっ!!」
「きゃあっ!?」
プロメテが鎌を振るって衝撃波を繰り出すと、アッシュを吹き飛ばしてコンテナに叩き付ける。
そしてアッシュと一緒に衝撃波を受けたコンテナに大きな亀裂が入った。
「アッシュ!」
力なく倒れたアッシュを抱き起こすグレイ。
「屑が…そこで大人しく死んでいろ。次はお前だ」
プロメテが次の標的をグレイに定めた。
「くっ…このままじゃ…嫌だ…!僕は…僕は…っ!」
「っ…アタシは…こんな所で…」
何も分からないまま死にたくないと願うグレイと、志半ばで死にたくないと願うアッシュ。
そんな二人の想いに応えるかのように壊れたコンテナから一つの金属が飛び出した。
「おい!お前ら!死にたくなかったらオイラの言う通りにしろ!オイラの声が聞こえるなら、お前らのどっちかが変身出来るはずだ!力を貸してやる!」
「だ…誰だ…?」
「あんたは…一体…?」
「オイラはライブメタル・モデルA!意識を集中して、叫べ!ロックオンって!」
「「っ…!!」」
モデルAの声に導かれるまま、アッシュはグレイに支えられながら立ち上がり、二人は同時に叫んだ。
「「ロック…オーンッ!!」」
「適合者確認!R.O.C.K.システム、起動開始!!」
二人の体は光に包まれ、見た目に少々の違いはあれどほとんど同じ姿の二丁拳銃を携えたロックマンへと姿を変えた。
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