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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第4章 ???×夜天の書
第22話 HAYATEのごとく
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た少女。
戦力としては並だが、持前の明るさで、マスコットとして可愛がられている。
そして、何より……
「アリシアには、指一本触れさせないわ。サンダーレイジ!!」
彼女を狙う愚か者には、かつて大魔導師と呼ばれた魔女が、怒りの鉄槌を下すのだった。
笑顔を取り戻したプレシアとアリシア。
上級悪魔になり、母娘水入らずに暮らすために、今日も彼女たちは、戦う。
温かかな幸せを取り戻したプレシアは、ふと思い出す。
(そういえば、ジュエルシードはどこにいったのかしら)
彼女たちを巻き込み、史実と異なる「原作」が幕を開けるのだろう。
けれども――――「八神はやて」は、この世界のどこにもいなかった。
◆
目を覚ますと、世界は青白い光に包まれていた。
ここはどこだろう。
寒い。寂しい。
けれども、湧き上がる感情は――憎悪。
『お父さんっ、お母さんっ』
『お前たちだけは絶対に……絶対に許さない!』
うつらうつらとしながら思い出す。
化け物と戦ったことを。
復讐を願いこの世から消えたことを。
自分は死んだはずなのに……。
ああ、そうか。
これは、未練なのだろうか。
まどろみに包まれながら考える。
自分の願いは、あの化け物どもを根絶やしにすること。
けれども、力が足りない。
けれども、知識が足りない。
何もかもが足りない。
誰か助けて。
力が欲しい。
青い光に強く願う。
すると、様々な世界の「八神はやて」とつながった。
男だった。女だった。大人だった。子供だった。
学生だった。働いていた。剣士だった。魔法使いだった。
母親だった。父親だった。老人だった。赤ん坊だった。
……無限ともいえる世界の数々にいる「八神はやて」。
彼らの力なら、「自分自身」の力なら、使いこなせる。
だから、
――――魔法の力を、時空管理局員になるはずの「八神はやて」から貰った。
――――原作知識を、男子高校生の「八神はやて」からもらった。
最後に、「新しい家族」をもらった。
戦力という意味もある。
けれども、本当の理由は、復讐の代行者に、せめてもの餞別を渡したかったからだ。
頼んだよ、守護騎士に管制人格たち。
ごめんね、もう一人の僕
怨嗟と憎悪の中。
新たに獲得した魔法の力と知識。
そして、残された力をすべて渡した。
青白い光に包まれる5歳の、過去の自身をみて思う。
願いはすべて託した。
全てを終え、彼女は、眠りについた。
◆
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