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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第4章 ???×夜天の書
第21話 TS転生オリ主最強アンチヒーローはやて
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現魔王サーゼクス・ルシファーは、駒王町に急行していた。
もともと、仕事に次ぐ仕事で過労気味だった彼は、明日にでも、妹のリアスが納めるこの街に視察に出かける予定だった。
今、彼が急いでいるわけ、それは、異常な魔力の高まりを感知したからだ。
魔力から判断して、ランキングトップ10クラス。
天使陣営のミカエルや堕天使陣営のアザゼルが、直々に侵略してきた可能性すらある。
この非常事態に、最高戦力である魔王が動くことになったのだ。
「これは……この女性と少女が異常な魔力の原因なのか?」
現場に到着した彼は、困惑していた。
魔力の出現元である小学校の校庭には、クレーターができていた。
その中心部に横たわるのは、気絶している妙齢の女性と10才にも満たない少女。
「いや、少女のほうは、すでに亡くなっているな。
女性のほうも、ひどく衰弱しているようだ。
いずれにせよ、爆発的な魔力の原因は、彼女たちに尋ねるしかない、か」
戦争の勃発という最悪の事態を回避できたことで、安堵する。
とりあえず、部下を呼び、支配下の病院まで搬送する。
女性のほうからは、人間とは思えないほどの魔力を感じられた。
よって、目が覚めるまで、サーゼクス本人が、駒王町で監視することになった。
次の日の夜。
間の悪いことに、はぐれ悪魔の出現が知らされる。
サーゼクスは、ちょうどすぐに対処できる位置にいた。
生真面目な彼は、部下の制止を振り切り、直接討伐に向かう。
その途中だった。
住宅街に悲鳴が鳴り響き、現場に急行した。
「なんだ!?この魔力の高まりは……!」
現場に向かう途中。
突如として、莫大な魔力が出現し、青い光が天を貫いた。
頭上には美しい満月と青い光に包まれた人影が見える。
(事情は分からないが、アレは危険だ)
ようやく近くまで接近すると、人影は、幼い少女だった。
一瞬とまどうが、すぐに振り払う。
危険性を本能で直観した彼は、すぐさま攻撃した。
試しに、消滅の魔力を放つが、青い物体は、びくともせずはじいてしまう。
突然の攻撃に身をすくめた姿は、ただの無力な少女にしか見えなかった。
やはり、事情は分からない。
はぐれ悪魔を倒したのは、おそらく彼女だろう。
血に濡れた姿から、襲われて怪我でもしたのかも知れない。
だが、放っておけば破壊をまき散らしかねない。
と、サークスは、判断した。
――――もし、ここで彼が対話を選べば、違った結末を迎えたかもしれない。
「リアスと同じくらいの年ごろだが、手加減するわけにはいかないな…ッ!」
だが、彼は、戦いを選択し
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