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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第4章 ???×夜天の書
第19話 魔法少女リリカルはやて
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けていた。
理由は彼にも分からない。
けれども、何故かその少女が気に掛って仕方がなかったのだ。
彼女に引き取り手がおらず、児童養護施設に送られると聞いた時。
彼――ギル・グレアムは、後見人として名乗り出たのである。
彼は、もともとイギリスの名家出身であり、たまたま縁があって管理局員になったという経歴を持つ。
身元がしっかりしていることもあり、後見人として、養育することになった。
養子縁組をするかどうかは、彼女の意思に任せる、として。
その少女の名は――八神はやてといった。
「もし、運命というものがあるのなら。
私とあの子の出会いも、運命だったのかもしれない。
あの子は、私の希望そのものだから。
ただただ偽物の英雄として朽ちていくだけだった私に、希望を与えてくれた」
ミッドチルダの屋敷で、ギル・グレアムは、昔を思い出していた。
八神はやてを引き取ったのは、偶然に過ぎない。
なぜ彼女を引き取ろうと思ったのかは、自分でもよくわからない。
けれども、どうしようもない衝動に突き動かされたのだ。
人一人の人生を背負うのだ。
衝動的に決めたこととはいえ、全力で成長を見守ろうと決めていた。
部下を手にかけ。望まぬ英雄に祭り上げられ。管理局を辞した。
地球で、使い魔たちと余生を過ごそうと思っていた矢先のことだ。
仕事一筋で、結婚もせず、使い魔の二人が、娘代わりだった。
管理局を辞め、地球に戻ったものの、何をすればいいのか分からない。
とりあえず、使い魔たちの薦めに従い、世界各地を巡る旅をしていた。
その最中に、はやてと出会い――残りの人生を、この娘のために、使おうと決心した。
その結果が――親ばかの誕生だった。
「はいはい。お父様は、はやてのことになると本当に饒舌になるんだから。
その話は、もう100回くらい聞いたわよ」
「アリアの言うとおりよ……。娘自慢も大概にして欲しいわね」
その後、3時間に渡って延々と娘自慢を聞かされ使い魔たち。
その憔悴した姿を見つけたはやてが、慌てて病院に運ぼうとしたのは、余談である。
◆
これは、ハヤテ・Y・グレアムが、まだ八神はやてだった頃の話。
9歳の誕生日に、彼女は、別の世界で、5歳くらいから9歳まで暮らす夢を見た。
その夢の中では、両親が生きており、彼女は幸せに暮らしていた。
けれども、ちょうど9歳の誕生日を控えた夜に、謎の化け物に両親が殺された。
両親に庇われ、一度は助かったが、次の瞬間には、化け物と目が合ってしまう。
そのとき、青白い光が部屋の中を満たし――目が覚めた。
起きたときは酷く取り乱し、訳も分
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