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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第4章 ???×夜天の書
第19話 魔法少女リリカルはやて
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のは、さすがにどうかと思う。
養父のグレアム氏は、さぞかし大変だろう。
家族の自慢話が延々と続きそうになるのを、遮って本題をきりだす。
「――預言が変わった?」
「そうよ。前にいった預言を覚えているかしら」
「ええーっと……」
『天が夜空で満ちるとき
地は雲で覆われ
人中に担い手立たん』
「――って感じやね。でも、結局意味は分からないままだったんやろ?」
「ええ、そうよ。けれどもね。預言の内容が変化したのよ」
眉根を寄せる少女に向かって、カリムは相談を始める。
この少女。実は頭もよく、ベルカ式魔法にも精通している才媛なのだ。
預言の内容が変わった。
それ自体は問題ないのだが、その内容が余りにも物騒だった。
「現状の説明は以上です。貴女に調査を依頼します」
頼れる親友に向けて、カリムは、言い放つ。
時空管理局の少将カリム・グラシアとして命令を下した。
「ハッ。ハヤテ・Y・グレアム一佐、委細了解しました!」
かつて、八神はやてと呼ばれた少女は、ハヤテ・ヤガミ・グレアムと名を変えて暮らしていた。
史実よりも昇進スピードが早い裏には、親ばかなどこぞの英雄の暗躍があった――らしい。
闇の書――本当の名を夜天の書――が、現れず。
呪いで足が麻痺することもなかった少女。
事故で両親を亡くしたが、新しい家族を得た彼女は。
本来の歴史と異なる人生を送ることになった
どちらが幸せだったのだろうか。
答えを知る者はどこにもいない。けれども、
「早く帰って、グレアム養父さんと、ロッテ義姉さん、アリア義姉さんに夕飯を作らないと……わたししか料理できないもんなあ」
――――笑顔で夕飯の献立を立てる姿は、決して嘘ではないだろう。
◆
「早いものだ。あんなに小さな子供だったあの子が、提督になるとはな。
私を尊敬していることは、嬉しいが。危険なことはして欲しくはないものだ。
いや、親の勝手な都合を押しつけてはいかんな」
八神はやての両親は、彼女が4歳のときに、事故で亡くなった。
親戚もおらず、児童養護施設に送られそうになった彼女を、たまたま現場に居合わせたイギリス人が引き取りを申し出た。
「偶然の出会いとはいえ、私も突拍子もない行動をしたものだ。
けれども、あのときの出会いがあるからこそ、いまの私がいる。
あの子のお陰で、私は人生に生きる道を見出したのだから……」
苦笑しながら、昔を思い出す。
彼は、休養のために、保養地として名高い海鳴市に来ていた。
たまたま交通事故の現場に居合わせた彼は、4歳だった少女を酷く気にか
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