ロックマンZXA
第四十五話 飛行艇の追跡
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る飛行艇のコンテナが施設に落下した。
「……っ!」
それを見たパンドラは急いで施設内に入っていく。
コンテナが落下した場所には複数のカプセルがあり、その中央には一際大型のカプセルがあった。
カプセルには一人の少年型のレプリロイドが眠っていたが、落下の衝撃で少年のカプセルのケースが破壊され、少年とカプセルを繋いでいたコネクターが外れた。
そして床に倒れた少年は目を開くと、赤く染まっていた瞳が翡翠色となる。
そして滅茶苦茶になった部屋と散乱するコンテナの中身と思わしき様々な武器。
「…これはっ…!?一体…何が起きたんだ…!?……ここは…どこだ…?…僕は……誰だ…?……駄目だ…何も思い出せない…」
頭を抱える少年に突然、少年の背後にパンドラが出現する。
「き、君は…!?」
「私は…パンドラ……グレイ……あなたを処分する……」
稼働している少年…グレイを見てパンドラは計画の邪魔になると判断して処分することに決めた。
「グレイ…?それが僕の名前なのか…?処分って…いきなりどういう事だよ!?」
出会ったばかりのパンドラにいきなり処分の宣告を受けたグレイは困惑する。
「あなたは…私と同じ…ロックマンの一人…でも……目覚めが早すぎた……まだ…マインドコントロール…済んでいない…」
「ロック…マン…?マインドコントロールって…!?僕に一体何をしたんだ!?」
「………」
パンドラは無言で杖を構えて電撃をグレイに放つ。
「うわっ!」
「失敗作は…処分する…」
突然の攻撃に吹き飛ばされて尻餅をつくグレイだが、コンテナから散乱している武器の一つが足元にあることに気付いた。
「…この武器…使える…!うわああああああああ!!」
バスターショットを拾ってパンドラに向けてショットを放つが、弾は容易く弾かれ無力化される。
しかしグレイはその隙を突いて、その場を走り去る。
「はあ…はあ…!僕が失敗作だって…!?何だよ…何なんだよ!とにかく出口を見つけなきゃ!このままじゃ…殺される……!!」
出口を求めて通路を駆けるグレイ。
そして外に出たのは良いものの、大型メカニロイドの襲撃を受けて滝に落ちることとなる。
こうして新たな物語が始まりを迎えた。
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