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レーヴァティン
第百五十七話 完全破壊その二

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「まだ殆どわかっていないしな」
「そうだな」
「だったらな」
 それならというのだ。
「その可能性も否定出来ないな」
「わかっていないってことは否定出来ないことでもある」
「そうも言えるからな」
 それでというのだ。
「だからだ」
「有り得るな」
「そうだ、可能性としてな」
「それはあるか」
「あくまで可能性だが」
 それでもというのだ。
「確実でないにしてもな」
「あるんだな」
「そうだ、だからこのことは調べられたらな」
 その場合はというのだ。
「調べていくべきだ」
「巨人と海の魔神が関係があるっていう可能性はか」
「それはな、そしてだ」
「そのうえでか」
「巨人にも魔神にもな」 
 そのどちらにもというのだ。
「勝つべきだ」
「そうすべきか」
「やがてな、それで戦局に話を戻すが」
 正は久志にあらためて話した。
「俺達は確かにだ」
「スパルタの街に向かってるな」
「そうだ、そしてスパルタの街に着けばな」
「攻城戦だな」
「そうなる」
「降伏は絶対にないでござるよ」
 今度は進太が言ってきた。
「だからでござる」
「もうだよな」
「戦は避けられないでござる」
「そうなるな、攻城兵器も持ってきてるしな」
 帝国軍の国力と技術を使ってそれもだ、久志はそうしたものも軍勢に入れてそのうえで進軍してきているのだ。
「じゃあな」
「それも使うでござるな」
「大砲も術もな」
 こうしたものもというのだ。
「使ってな」
「攻めるでござるな」
「そして城壁を破るけれどな」
 ここでだ、久志はこうも言った。
「それからも戦うことになるな」
「間違いなくでござる」
「その次は市街戦か、どうするか」
「建物を、家も施設もでござる」
 進太は久志に真剣な顔で話した。
「一つ一つ占拠していくか」
「壊してか」
「術や大砲で壊すか」
「そうしたものがない場所だとハンマーで壊すか」
「そうもしてでござる」
「一つ一つ潰してか」
「そうしていってもでござる」
 そしてというのだ。
「前に進むべきでござるよ」
「ガチの殲滅戦か」
「そうなることをでござる」
 まさにというのだ。
「覚悟をして」
「そしてか」
「戦っていくしかないでござるよ」
「スパルタはそうか」
「相手はもうでござる」
 それこそというのだ。
「戦が全ての国でござる」
「ガチの戦闘国家だからな」
「もう城壁を破壊しても」
 これまではそれで終わったがというのだ。
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