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戦国異伝供書
第九十話 尼子家の謀その十一
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、だからな」
「鎌倉殿の様にはならぬ」
「子達もじゃ」
 自分の子である彼等もというのだ。
「一つにまとまる様にな」
「その様にですか」
「育てていく、幸い奥は多産の様でじゃ」
 それでというのだ。
「子は多い、ならな」
「それならですな」
「その子達にもな」
「一つになる様にですな」
「言っておく」
 こう元網に話した、そしてだった。
 元就は自身が率いる安芸の国人衆達の軍勢を秘かに進ませた、彼等の前には主力を置いて自分は元網と共にだった。
 精兵を率いて進んでいた、そうしつつ会心の手の用意をするのだった。


第九十話   完


                     2020・3・15
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