第四百十四話 大体銀は誰だったんだ
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第四百十四話 大体銀は誰だったんだ
「まあ御前が金なのはわかった」
「全然納得できねえがもういい」
とりあえずこのことは諦めるイギリスとフランスでした。ですが。
「けれど何で妹さんが銀なんだ?」
「そりゃ金と銀が兄妹なのは知ってるけれどよ」
「欠員だったんですニダ」
韓国妹がおずおずと二人に説明します。
「それで私が」
「俺が決めたんだぜ」
欠員だったので韓国が強引に決めてしまったようです。
「追加メンバーが二人だからいいんだぜ」
「・・・・・・まあな」
「それにヒロインは一人いないと駄目だしな」
完全に女っ気とは無縁だったのでこれは欲しいところだったのです。
「しかしよ。誰かいなかったか?」
「ああ。銀にな」
ふとこのことを思い出す二人でした。
「むしろ金が誰なんだって話があってよ」
「銀の方が決まってた気がするんだよ」
二人はふと己の記憶を辿っていきます。
「誰だったかな」
「誰かいたんだよ」
「?俺は知らないんだぜ」
韓国が知る筈もありませんでした。
「まあそれはいいんだぜ。じゃあ秀美」
「はいニダ」
「俺達の専用ポーズをするんだぜ」
二人で爆発を背景にポーズです。皆何かを忘れているのですけれどそれをどうしても思い出せないのでした。
第四百十四話 完
2008・10・24
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